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出版社内容情報
近年の感染症対策の発展や科学技術の進歩や、医療技術の進化により、障害や疾患を抱えながらも日常生活へ戻る人が一定割合で存在することになり、この病態に対する医療として、慢性期医療という概念が生まれています。障害や疾患を抱えた高齢者が増える現代において、医療界では「急性期よりも慢性期医療における質の向上が望まれる」との認識が広まってきています。
本書では、「医療全体の質向上のためには、慢性期医療の質向上が重要である」という考えのもと、産業界の品質管理や方法論を用いて、品質管理の考え方を医療へ適用することについての取組みを記しています。医療機関のQMSに実装すべき経営機能、経営管理の枠組み、問題解決手法、そして著者の経営する病院での事例に至るまで、 医療分野における品質管理に関する幅広い内容が述べられています。医療に携わる方に是非ご一読いただきたい書籍です。
~JSQC選書とは~
「新・質の時代」における新たな品質論を各界に展開し広く啓蒙していくことを目的とした、品質管理学会完全監修のシリーズ書籍です。広い層の知識人に対して品質の意味・意義を説くために、興味ある時事をとらえつつ、品質にかかわる基本的概念・方法を説明します。
内容説明
「品質管理」を「医療の力」に変える。産業界で培われた経験と科学的根拠による「品質管理」で慢性期医療の質向上に奔走した著者が、その取組みを紹介!
目次
第1章 医療の特徴
第2章 慢性期医療
第3章 品質管理の考え方の医療への適用
第4章 品質マネジメントシステム
第5章 経営管理システム
第6章 問題解決
第7章 QMSの導入・推進
第8章 おわりに
著者等紹介
進藤晃[シンドウアキラ]
1964年3月1日生まれ。医療法人財団 利定会 理事長。1989年3月埼玉医科大学卒業。2023年12月臨床知識学会 学会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。