内容説明
南米大陸にも、巨大な大河文明が!南米アマゾン川上流のモホス平原には、ナスカの地上絵を遙かに超えるスケールで広がる直線道路網や、大規模な運河、多数の人造湖を持ち、計画農業を行なった巨大な大河文明が隠されていた。
目次
古代アマゾン文明とは何か
第1部 隠された大河文明(異形の水神の謎;アマゾン古代史論争;ボリビア・アマゾン文明の発見;古代モホス文明の上を飛ぶ)
第2部 古代アマゾン文明の全貌(アマゾンの人工島;地上絵の謎;自然の再創造;文明の建設者;アンデス文明アマゾン起源説;古代アマゾン文明の本質)
第3部 神秘のアメリカ大陸(アマゾン川;黄金伝説;最初のアメリカ人)
著者等紹介
実松克義[サネマツカツヨシ]
1948年、佐賀県に生まれる。日本大学文理学部地理学科を卒業後、カンサス大学大学院修士課程を修了。シャーマニズム、古代の伝統と叡智、および古代文明の研究をライフワークとし、主に中米のマヤ地域、南米のアンデス、アマゾン地域においてフィールドワークを行う。専門は宗教人類学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようはん
18
昔にジャングルに囲まれた湖がかつての古代文明による人造湖だったみたいな内容のテレビ番組特集をやっていた記憶があったけど、この本で紹介されているアマゾン川上流の古代文明・モホス文明の事であったんだろうか。こういう隠れた文明を解析していく本や番組はやっぱり面白いと再確認。 2022/02/11
Hitoshi
1
アマゾンに文明があったなんて。ジャングルの下に隠れていたモホス大平原の水路(テラプレン)、丘(ロマ)、四角い湖などから、推測される文明の存在。自然がつくられたものだなんて。自然との共存。素晴らしい考え方。今の世でも、参考にすべき。なぜ、消滅したのか?もっと、知りたいです。2014/06/05
ほりほりぷ~
1
この人の根拠のない推測多すぎ。事実と思われる部分のみ拾い読み。知らないことが結構あっておもしろかった。そこだけで本にしたらもうちょっと読ませる本になるのにな。2011/11/29
Book shelf
0
TVで特集をやっていたのを見ました。タイトルからは眉唾物かと思っていましたが、そんな第一印象はすぐに消えました。空からのアマゾン一帯の調査と学術的な発掘調査、民族的な調査、生態系の研究といった学際的・国際的チームによって、これまで未開の地とされていたアマゾンにメスを入れる近年まれにみる、この先が楽しみな考古学的研究です。