内容説明
BC332年、アレクサンドロス大王支配下のアテナイで有力貴族ブータデスが殺された。親ペルシャ派と目され前科によって追放中のフィレモンに疑いの目が向けられる。リュケイオンに学んだステファノスは、不在のいとこの無罪を晴らすべくプロディカシア(予備審問)での弁論に立つために、師アリストテレスに援助を乞う。アテナイの知性・哲学者アリストテレスが推理解明する事件の真実とは?英・米・仏・独・伊で大評判の哲学ミステリー。
著者等紹介
ドゥーディ,マーガレット[ドゥーディ,マーガレット][Doody,Margaret]
カナダに生まれる。英文学を専攻し、オクスフォード大学で博士号取得。現在は、アメリカ・ヴァンダービルト大学比較文学プロジェクトのディレクターとして英文学を研究する。作家としての活躍もめざましく、『哲人アリストテレスの殺人推理』をはじめとして、アリストテレスを主人公としたシリーズは、米・英・独・仏・伊でも刊行されており、好評を博している
左近司祥子[サコンジサチコ]
東京大学文学部哲学科卒業。学習院大学教授。専攻はギリシャ哲学
左近司彩子[サコンジアヤコ]
東京大学教育学部卒業。翻訳家
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感想・レビュー
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アレ
1
古代ギリシャの雰囲気が感じられてよかった。無駄に凝らない素朴な推理が、この時代とアリストテレスという題材に馴染んでいてよい。2013/03/22
きゅー
0
ギリシアを舞台とした推理小説、さらに言えば法廷ものか。ステファノスがワトソンがなら、アリストテレスはホームズということで、この凸凹コンビが犯人を見つけようと頑張る。舞台が古代ギリシアである必然性が感じられないし、アリストテレスが出てくるならもっと哲学について語って欲しかった。若気の至りでステファノスがしでかす馬鹿騒ぎも含めて、全体をエンターテイメントとして見なせばまあ読みやすくておもしろかったか。