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天つ風の音

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  • サイズ A5判/ページ数 59p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062121620
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0771

内容説明

研ぎ澄まされた、かんのゆうこの文章世界。心揺れる白うさぎの表情を、東儀秀樹が繊細に描きわける…。雅楽の音色から生まれた珠玉の絵本・第2弾。

著者等紹介

かんのゆうこ[カンノユウコ]
1968年、東京生まれ。「見えるものの奥にある、もうひとつの物語」をテーマに、透明感あふれる言葉で、心にそっと響いていく物語の世界を創作している

東儀秀樹[トウギヒデキ]
1959年、東京生まれ。宮内庁式部職楽部で雅楽を学び、1986年から10年間、楽師として活躍。篳篥を中心に琵琶、歌、舞などを担当。1996年にアルバム「東儀秀樹」(東芝EMI)でCDデビュー。宮内庁退職後も、コンサート、アルバム、音楽監督等、音楽活動はもちろん、テレビ、映画、執筆、写真など様々なジャンルで活躍している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けいこ

13
龍笛のお話。かんのゆうこさんが文で、東儀秀樹さんが絵を担当されています。うさぎが龍笛を吹いている絵が素敵でした。2016/03/28

寧々子

7
ずっと雨が降らないせいで大地の苦しみや草花の枯れていく音を聞き、空に向かって雨が降るように祈ることしかできませんでした。 哀しむ白うさぎが聞こえない音が聞こえると知った亀は、誰に願いを届ければいいのか教えてくれるのですが、向かった先での交流が胸に沁みました。 夜空に輝く天の川の水音・・・きっと澄み渡った綺麗な音なんだろうなぁ。 願いを届けに向かった相手に対する白うさぎの優しさに、こちらの心まで温まりました。 東儀さんの絵は清らかな雰囲気を醸し出しているので、この物語にとても似合っていました。2019/06/07

さくら♪

6
雅楽の絵本・三部作の二作目。天と地を結ぶ龍の声をあらわす「龍笛」のお話。孤独で氷と化した龍の心を、あたたかく溶かした白うさぎ・・・雨を降らせる龍笛からは天の川の水音が聴こえてくるのかもしれません。2019/10/22

cherry☆

4
笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)は雅楽で中心となる3つの管楽器である。これらの楽器と聞こえない音を聞く不思議なうさぎを描いた絵本のシリーズ。「天つ風の音」はシリーズ2作目で天と地の間の空間を表すと言われている龍笛を取り上げている。うさぎは雨の降らなくなった大地に雨を降らせるため、天の水門を守っている、他の者が近付こうとしない龍に会いに行く。短い物語ながら、笛の音色を合図に降る雨を通して、龍笛の天と地を結ぶ役割や不思議なうさぎの魅力がよく描かれていると思った。2014/08/17

Chinen

1
雅楽の三大楽器を題材にした絵本三部作の二作目は「龍笛」。龍の孤独から生まれた楽器…笙や篳篥の音は聞いたことがあるが、龍笛の音はイメージになかったため、風の音と表現されているがいまいちピンとこなかった。2013/10/18

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