衛慧(ウェイフェイ)みたいにクレイジー

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062120821
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0097

内容説明

クレイジーであればあるほどいい。平凡な人びととありきたりの生活に抵抗する方法、それが「クレイジー」。上海が生んだ世界的大ベストセラー女性作家が描き出す狂気、自由、堕落、色情、優美、欲望…。

著者等紹介

衛慧[ウェイフェイ]
1973年、中国の浙江省生まれ。90年に中国の名門・復旦大学中国文学部に入学。在学中より小説を書き始める。95年に大学を卒業後、新聞社や雑誌社に就職するが、すぐに辞め、テレビの司会、外資系広告会社のコピーライター、ウエイトレスなどの職を転々としながら本格的な作家活動に入る。95年に最初の小説『夢無痕』を発表。99年に発表された『上海ベイビー』は中国で発禁処分となったが、世界中で大ベストセラーとなっている

泉京鹿[イズミキョウカ]
1971年、東京生まれ。94年にフェリス女学院大学文学部を卒業後、北京大学に留学。博報堂北京事務所に勤務の後、フリーランスに。現在、北京を拠点にライターとしての活動のほか、取材コーディネート、通訳、翻訳など幅広い活動を続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パヤパヤ

3
昔「上海ベイビー」を英訳で読みさした切りだったこの作家、今日実にひと昔遅れで読んでみれば日本での紹介のサれ方から翻訳まで、欧米圏でのそれに比べてずっとしっくりいっているようで面白い。この人はとやかく扇情的に取り沙汰されていたけど、いまは昔。しかも、いままともに読んでみれば、とにかく芸術主義者の古典という感じ。詩興(詩経?)たっぷりの警句の多さに多いに気圧されもしつつ、書き手としての自分の押し出し方から作風まで全然悪くないし、最新の作品も是非読みたいものだが、三年前から失踪という噂なので、真相やいかに。2012/02/12

arkibito

2
本国中国で発禁処分となった『上海ベイビー』の作者による2作目。共産主義の国の、経済的急成長をとげる上海という街で、実に生き生きと日々を謳歌する。そのこと自体がまさに革命的なのかもしれない。何となく『恋する惑星』のフェイ・ウォンのイメージ。自由の風が大陸から吹いている。2010/03/20

ひろゆき

1
比喩が多すぎて、しかもそれが唐突で、意味がすんなりとはわからないため、お人よしにもまじめに読むと、ページ数と内容の割には読了の時間がかかる。動揺する母犬とかスケートのエッジのような顎とか、私の脳内に?マークが充満する。自分の感性を特殊と考えるのは、よくあることだが、この作者はそれが尋常でなく、ナルシズムの極致としか思えない。内容もあまりに通俗で、もて自慢もたっぷり。結末も既視感だけが残る。2016/12/26

shin

1
日本の純文学の自己陶酔タイプに似ているが、なぜか惹かれる。2012/11/02

kimumaki

1
上海ベイビー』がなかなか好きだったのですが、新刊が出てたの知らんかった…。といっても『ブッダと結婚』というこの本より更に新刊もあったりして。 原題も漢字の雰囲気からして邦題とさほど変わらないみたいですが、クレイジーと言えるだけクレイジーか?という印象はぬぐえない。『上海ベイビー』にその辺の違和感は感じなかったけど、その辺が共産圏というか発展途中の国との違いなのかよく分からない。うーん、作者に変に国際感覚があるから、中国にいると本人が思ってる以上に浮くのかなぁ?2005/11/12

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