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無酸素登頂八〇〇〇メートル一四座への挑戦―スーパークライマー小西浩文の愛と墓標

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  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062118743
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0095

内容説明

親友シェルパの雪崩死、家庭を捨て山を選んだ末の離婚、再婚した妻の38歳での死。現役最強の登山家が描く「果たしたい夢」。日本屈指の鉄人クライマーが神々の山嶺に無酸素で挑む愛と死のドキュメント。

目次

第1章 大鷲に化身した登山家
第2章 無酸素登頂の野望
第3章 エベレスト―わが愛
第4章 頂上直下の悪夢
第5章 ロブサンよ、死ぬな!
第6章 二〇歳の八〇〇〇メートル峰
第7章 家庭を捨てた男
第8章 草野心平は大伯父
第9章 妻の愛のかたみ

著者等紹介

尾長三郎[ナガオサブロウ]
1938年、福島県生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学第一文学部演劇科中退。在学中から著述業に入り、政治、社会問題、スポーツなど幅広い分野で活躍、現在に至る。「未知の領域」に挑戦した人間の生きざまを描くことをライフワークとする。主な著書に、植村直己を描いた『マッキンリーに死す』(第8回講談社ノンフィクション賞受賞)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うにせん

4
クライマー小西浩文の人生。小説、文章としての完成度ではなく事実として読むとよかった。細かい描写は気にせず、ただ実際に起こったこと、感じたことなんだということに興味を持ち、どんどん読めた。小西さん自身の著作で危機管理について読んだとき以上に、クライマーとしての小西さんを知ることができた。なんだか日本のアルプスに臨む自分とはスケールが違いすぎて、現実感はないけどすごさはとてつもなく伝わってくる。無酸素登頂、8000m峰14座への挑戦。今まであまり気にしたことのなかった登山家という人達を知る一歩となった。2021/08/07

tan

2
8000メートルの極限の世界に驚嘆した。技術と努力と才能だけでは生きて帰れない世界。まさしく、神のいる領域で神に選ばれたものしか登頂できないのだろう。だからこそ、命の危険を侵してでも登りたくなるほど、魅了されるのか。2016/04/10

08041511

0
現在進行形での伝記物、いかに無酸素14座登頂が困難かがよく分かる。2015/09/15

惰性人

0
8000m峰無酸素登頂を目指す小西浩文の伝記。小西の意気込みが伝わってくる。でもまだ伝記を書くのは早いのでは...2011/08/08

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