ウクライナ日記―国民的作家が綴った祖国激動の155日

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  • サイズ B6判/ページ数 312p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784834253054
  • NDC分類 985
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ウクライナの国民的作家による「マイダン革命」勃発後半年間の記録と考察。
2022年のロシアによるウクライナ侵攻の根源を伝える。

世界的なベストセラー小説『ペンギンの憂鬱』の著者であるウクライナの作家アンドレイ・クルコフ氏が、2013年に起きた市民デモ「マイダン(独立広場)革命」の激動の日々──自由を求める市民側と警察や特殊部隊の武力衝突、大統領の国外逃亡、クリミア半島のロシア編入、続く内乱──を一市民の視点から書き留めたドキュメント。池上彰氏のウクライナ解説付。浅田次郎氏推薦。

〈キエフの中心にあるマイダンから五〇〇メートルしか離れていないマンション四階の住み慣れた我が家でずっと暮らしている。我が家のベランダで私たちは、燃えあがるバリケードの煙を見て、手榴弾の裂ける音と射撃音を聞いた。この我が家から職場に通い、マイダンに通い、諸々の用事で出かけて行った。日々はつねに続き、一度も止まることはなかった。私は毎日のように、この日々を書き留めた。みなさんに今、詳しく語って聞かせるために。革命のさなかの日々、戦争が起こるのを待つ日々、この前書きを書いている現在、戦争は一週間前よりもはるかに間近に迫っていると感じられる〉前書きより

【目次】
ウクライナ情勢入門 池上彰
日本語版序文(あるいはあとがき)
ウクライナ日記 2013年11月21日~2014年4月24日
・前書き
・日記
訳者あとがき

【著者】
アンドレイ・クルコフ
ウクライナ在住のロシア語作家。1961年ロシアのレニングラード(現サンクト・ペテルブルグ)に生まれ、3歳のときに家族でキエフ(キーウ)に移る。キエフ外国語教育大学卒業。オデッサでの兵役、新聞や出版社の編集者を務めるかたわら、小説やシナリオを執筆。1996年に発表した『ペンギンの憂鬱』が国際的なベストセラーとなり、クルコフの名を一躍有名にした(邦訳は沼野恭子訳、2004年)。著作は25ヶ国語に翻訳。日本では『大統領の最後の恋』(前田和泉訳、2006年)も紹介されている。2014年フランスのレジオンドヌール勲章を受章。現在ウクライナペンクラブ会長を務める。

【訳者】
吉岡ゆき
東京外国語大学ロシア語学科卒業。日ソ貿易専門の商社勤務ののち、1985年よりフリーランスのロシア語通訳として放送や会議などで活躍。訳書にガリーナ・ドゥトゥキナ『ミステリー・モスクワガーリャの日記1992』、リュドミラ・ペトルシェフスカヤ『時は夜』、ワレーリヤ・ナールビコワ『ざわめきのささやき』、アレクサンドラ・マリーニナ『死刑執行人』、イリーナ・ジェーネシキナ『恋をしたら、ぜんぶ欲しい!』など多数。著書に『気持ちが伝わる! ロシア語リアルフレーズBOOK』(セルゲイ・チローノフ氏との共著)がある。

内容説明

『ペンギンの憂鬱』のクルコフによる、「マイダン革命」勃発後半年間の記録と考察。

目次

ウクライナ情勢入門(池上彰)
ウクライナ日記2013年11月21日~2014年4月24日(前書き;日記)

著者等紹介

クルコフ,アンドレイ[クルコフ,アンドレイ] [Курков,Андрей]
ウクライナはキエフ在住のロシア語作家。1961年ロシアのレニングラード(現サンクト・ペテルブルグ)に生まれ、3歳のときに家族でキエフに移る。キエフ外国語教育大学卒業。オデッサでの兵役、新聞や出版社の編集者を務めるかたわら、小説やシナリオを執筆。現在ウクライナペンクラブ副会長を務める。2014年フランスのレジオンドヌール勲章を受章

吉岡ゆき[ヨシオカユキ]
1959年埼玉県生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。日ソ貿易専門の商社勤務ののち、1985年よりフリーランスのロシア語通訳として放送や会議などで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

135
ウクライナがEUに加盟するのをいかにプーチンが介入して阻止したかがよくわかる。「ペンギンの憂鬱」の作者は、ロシア系でロシア語で作品を書くウクライナ人。その彼が描くウクライナは不穏だ。隣のポーランドやリトアニアも不気味に思えてくる。ロシアが死守したいクリミヤ半島。その理由を冒頭で解説する池上彰氏の解説だけでも読む価値あり。そして、作者のクルコフ氏の手による前書きも理解を助ける。このふたつがなければ、この日記の内容も馬の耳に念仏状態であっただろう。冒頭20ページはコピーして手元に置く。2020/01/31

榊原 香織

83
ウクライナ在住ロシア語作家 ”ペンギンの憂鬱”は愛すべき名作。 民族的にはロシア人だけど私はウクライナ人だ、と著者。 前回のウクライナ危機、クリミア併合前後の日記。現地レポート。ニュースになってない黒い話がいろいろ。 ロシア軍が越境してくるかもしれない、という予感は現実になってしまいましたね。2022/12/04

Willie the Wildcat

50
大国に翻弄され、二分される国民。公共機関が後押しするかのような過程が怖い。但し、国家から個となる情勢が、国民の政治への諦めであると同時に、自らの浄化への決意とも受け取れる。一方、「死者は平和への代価」とする著者の件は、現実として少なからず理解はするが、どうにも納得はできない。救いは、食事や学校行事など、端々に日常生活を維持しようとする人々の気持ちが伝わる点。根っこは同じロシア人とのことだが、そのロシアに愚弄されるかのような状況の皮肉。クリミア返還記念メダルが象徴?!大義とは如何に・・・。2016/06/16

燃えつきた棒

44
著者のクルコフは、ロシア生まれでウクライナのキエフ在住のロシア語作家。 僕も、『ペンギンの憂鬱』の作家の日記ということで手に取った。 この日記が書かれたのは、2013年11月21日〜2014年4月24日である。 当時のヤヌコヴィッチ大統領が、EUとの連合協定への調印を突如延期したことにより、これに抗議するキエフ市民が独立広場(マイダン)に集まったところからすべては始まる。 この抗議運動は、2014年2月18日から20日にかけての3日間の流血の攻防を経て、最終的には2月22日に大統領の国外逃亡で決着する。2022/01/31

Y2K☮

38
2013年11月から翌年4月までの日記。EUとの経済連携協定の見送りに対する抗議でデモが勃発。クリミアがロシアへ編入されたことでさらに激化。気がつくとひどい暴力が日常化している。池上彰いわくプーチンはウクライナを西側との緩衝地帯に留めたいから併合の意図はないとのこと。当時はそうでもいまはどうか。そもそも大国間の暗闘が原因の戦争でなぜ貧しいウクライナが犠牲になるのか。身勝手な理屈で侵略を正当化し、中東の秩序を悪化させたアメリカのイラク戦争から何も学んでいない。国際法に抑止力を持たせて帝国主義再来を防がねば。2022/03/18

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