猫の本―藤田嗣治画文集

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猫の本―藤田嗣治画文集

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  • サイズ B5判/ページ数 96p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784062118446
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C0071

出版社内容情報

『藤田嗣治画集 素晴らしき乳白色』に続く第2弾!
画集未収録作品を中心に約90点の猫の絵とエッセイ

盛り場から夜遅くパリの石だたみを歩いての帰りみち、フト足にからみつく猫があって、不憫に思って家に連れて来て飼ったのが1匹から2匹、2匹から3匹となり、(中略)ひどく温柔(おとなしや)かな一面、あべこべに猛々しいところがあり、二通りの性格に描けるので面白いと思いました。――本書より



藤田 嗣治[フジタ ツグハル]
著・文・その他

内容説明

エコール・ド・パリの巨匠が描いた猫たちが初めて一冊に。フジタの猫たち130匹余!画集未収録作品を中心に約90点の猫の絵とエッセイ。

著者等紹介

藤田嗣治[フジタツグハル]
1886年11月27日、東京府牛込区に生まれる。1900年、東京高等師範学校付属中学校に入学。1905年、同校卒業、東京美術学校西洋画科に入学。1910年東京美術学校卒業。1917年、フェルナンド・バレーと結婚。モディリアニの画商でもあったシェロン画廊で最初の個展。1941年、帝国芸術院会員になる。1943年、朝日文化賞受賞。1946年、練馬区小竹町(江古田)の新居に戻る。1955年、フランス国籍を獲得、日本芸術院会員を辞退する。1957年、フランス政府よりオフィシェ・ド・ラ・レジョン・ドヌール勲章受章。1958年、ベルギー王立アカデミー会員となる。1959年、フランス社会進歩協会から銀メダルを受ける。トリエステ宗教美術展で金賞を受賞。1968年1月29日、チューリッヒ州立病院で死去
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

402
藤田嗣治が偏愛する猫の画集に彼自身のショートエッセイを加えたもの。猫の絵は、猫だけを描いたもの(単体のものもあれば複数のものも)、猫と女性(ヌード)、猫と少女、猫と自画像がある。当然、そのいずれもが彼の愛してやまないものである。所有したくなるのはヌードの女性に気まぐれな猫を配したもの。そういえば、昨夜「猫と女性とは同質。女性の顔にヒゲを生やせば猫」という夢を見た。いやいや、それはフジタがニューヨークで語っていたのだったか。これらの猫の絵を見ていると、こんな風な幻惑空間に誘われるのである。2022/02/20

やすらぎ

173
夜のパリ、石畳を歩いていると足に絡みついてくる。着いてくるなら連れて帰ろうか。自画像には愛らしい猫、ねこ、ネコ。絵を描いているんだよ。わかるのかい。おどけたり、じゃれあったり、すましたり、安心しきったり、よく眠っているけど、獲物を探しているのかい、どこか猛獣の面影がある、そんな日常を絵に収めている。これが平和なのか。描くものがなければ今日も猫を描こうか。探すのではなくその時を待つのである。恋しさを。きりりとした閃光の瞳はどこか藤田嗣治さんのよう。猫は今を生きている。永遠の友よ、きみに静と動、死と生を見る。2023/08/12

nobi

91
毅然とする。睥睨する。ただじっと見る。警戒して見る。見定めるように見る。目を丸くして見る。甘えるように見上げる。寄り添って眠る。間もなく目を閉じる。横たわる裸婦の側で横たわる。裸婦の夢を見守る。黒の背景を切り抜くように顔を出す。生硬な少女に抱かれる。嗣治に身を委ねる。曲芸のように相争う。構成姿態毛並み目付き。猫同士の動物達との裸婦少女画家との関係。水彩油彩マカール法墨等技法の多彩さ。身近な猫の風景からお伽噺的な世界まで画想の多彩さ。本を開いた途端に惹きつけられ、醸し出す世界に誘われ、何度も見返してしまう。2018/09/22

あじ

59
「猫は野獣性と家畜性と二つの性質をもっているのでそこが面白い」藤田はパリで不憫な猫を連れ帰っては、腹心の友として愛でた。世界で絶賛された"乳白色の肌"をした裸婦の絵の中にも、なんなく猫はまぁるく収まっている。「女はまったく猫と同じ。可愛がればおとなしくしているが、そうでなければ引っ掻いたりする」似た者同士だから、相性が良いのかしらん。自画像の中の藤田と猫は最愛の関係で描き出されている。異国生活の支えであった猫たちは、体温で主人を温め創作意欲の火を絶さない守人だったのだろう。130匹の猫が喉を鳴らしている。2014/08/15

テル35

55
フジタの卓越したセンスを尊敬します。 猫への愛も。 愛の深さが作品に表れていますね。2020/03/01

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