内容説明
勉強がキライな、ふつうの小学生の“ぼく”後藤シゲル。ふつうのようで、ふつうでないかもしれない、おじさん。大好きなおじさんが見ていた、おかしくて、ちょっぴりほろにがい“ぼく”の9年間。
著者等紹介
川渕圭一[カワフチケイイチ]
1959年、群馬県前橋市生まれ。東京大学工学部卒業。パチプロ、数社の会社勤務を経て30歳で医師をめざし、37歳で京都大学医学部卒業。1996年から4年間、大学病院で研修医として勤務。この経験をもとに2002年『研修医純情物語―先生と呼ばないで』を出版。現在、フリーの内科医として働く一方、執筆活動も続けている
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感想・レビュー
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ぶんこ
36
面白かったです。まだ研修医時代を描いた本は読んでいませんが、あちこち寄り道しながら、本当に自分のやりたい事を求めていた姿が伝わってきました。甥であるシゲルを主人公とした日々の中で、勉強が嫌いなシゲルと親友ハヤテが、高校3年の秋になって、やっと勉強する事の大切さに気づいて、本屋さんの参考書売り場で出会うのが良かったです。「自分のために自分でするもの」私が、本当にそうだなとわかったのって大人になってからでしたが、シゲルは早くにわかってよかった。叔父さんの存在は大きいですね。2023/10/02
そーま
9
一応子供向けの本ではあるけどすごい良い話なんじゃないかなと ダサい様には見えるけど本当の意味で‘カッコいい’そんな人生のお手本になる様な大人を描いてくれていると思う。 自分のおじさんもこの本の中のおじさんほど有名な大学を出たわけでもお医者さんになったわけでもないけど少し似た境遇で帰省した時にはあって色んな話がしたいなと思った。2019/01/21
sanasana
1
ふり返るなドクターの甥っ子視線からのおじさんについて書かれたもの。児童書だけど面白かった。2014/03/31
あっちゃん
0
★★★★★2011/09/26