内容説明
史上最大の園児と呼ばれた幼少の頃。柔道で期待された中学時代。甲子園での敬遠秘話。長嶋監督との知られざる深き交わり。決して語ることのなかった驚愕の事実が、いま初めて明かされる。勝負へのこだわり、家族への思い、そして惜しみなき他者への慈しみ。「美しい日本人」のあり方がすべての人の心を揺さぶる。
目次
第1章 史上最大の園児
第2章 見送られた二〇球
第3章 名人との出合い
第4章 秀さんへ
第5章 ミスターとゴジラ
第6章 ゴールデン・スピリット
第7章 折れたバット
第8章 慈しみ
著者等紹介
田中章義[タナカアキヨシ]
1970年4月19日静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒業。大学1年生のときに第36回角川短歌賞受賞。2001年2月、国連のピースメッセンジャーの役割を期待されたWAFUNIF親善大使(世界で8名)に、アジアで唯一選出。地球環境平和財団・国連環境計画「地球の森プロジェクト」推進委員長、国際協力事業団「21世紀のボランティア事業を考える会」検討委員などを務める
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感想・レビュー
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鈍足君
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松井秀喜さんの出生から大リーグ行きを決意するまでの半生記。著者の田中章義さんのプロフィールを見ると、野球を始めとするスポーツに造詣は深いものの短歌の歌人であり、スポーツライターではありません。よく調べて書いたものだと感心します。松井さんは、その後、大リーグで活躍し、ミスターと共に国民栄誉賞を受賞しています。私としては、近い将来、ジァイアンツのユニフォームを着た姿を見たいなと思いますが、そこは松井さんの人生ですから。若い頃から注目され、年相応のヤンチャもできなかったのでしょう。少し気の毒にも思います。2016/11/07