公認売春宿

アルバート，アレクサ【著】〈Ａｌｂｅｒｔ，Ａｌｅｘａ〉/安原 和見【訳】

講談社（2002/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 300p／高さ 20cm
• 商品コード 9784062114981
• NDC分類 673.9
• Cコード C0036

内容説明

金で売ったセックスで愛を取り戻す女たち！女性の身で８年にわたり売春宿に寄宿したハーバード大学医学博士の衝撃ルポ。全米騒然！！禁忌を破る問題作。

目次

第１章　ネヴァダ州公認売春宿
第２章　売春婦たちの二十四時間
第３章　一家の稼ぎ手
第４章　セックス・プレイ
第５章　客と売春婦の関係
第６章　売春宿の同志愛
第７章　売春宿への忠誠心
第８章　第二のわが家
第９章　売春宿とインターネット
第１０章　離散する「家族」
エピローグ

著者等紹介

アルバート，アレクサ［アルバート，アレクサ］［Ａｌｂｅｒｔ，Ａｌｅｘａ］
１９９０年ブラウン大学卒（心理学専攻）、９９年ハーバード・メディカル・スクール卒（医学博士）。９３年から２０００年まで７年間にわたり、のべ九〇日間、ネヴァダ州の公認売春宿に寄宿し、公衆衛生の研究に携わる。コンドームの使用状況を中心にしたこの研究が各種メディアの関心を集め、旺盛な執筆活動に入る。「ミラベラ」誌選出『九〇年代の女性一〇〇〇人』のうちの一人。現在はワシントン州シアトルで小児科のレジデントを務める

安原和見［ヤスハラカズミ］
１９６０年、鹿児島県に生まれる。東京大学文学部西洋史学科卒業
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感想・レビュー

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[わす]

著者はハーバード大学の医学博士だそうだが、専門的な記述はなくノンフィクションとしてスラスラ読める。ネバダ州で売春が認められているとは知らなかった。治安面や経済面で恩恵があるとの考えから、大半の地元民が容認しているようだ。もっとも最近のニュース記事によれば、現在はネットを介した売春が横行していて、当時より公認売春宿はさびれているとか。いくら規制したところで売春はなくならないし、安全に運用できる制度をつくったほうが現実的だと思うが、公娼制を敷いてる他の国はどんな感じだろう。

2023/11/11