王様の漢方

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062114622
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0093

内容説明

倒産寸前の貿易会社社長、市川。仕事先の北京で宿痾が鍼と漢方により完治したことから、日本でインポ、ダイエット、不妊…悩める善男善女を集い「日中友好漢方旅行団」を結成!治す喜び、癒される感動、そしてなにより健康という幸せ。貴方によく効く「読む薬膳」です。

著者等紹介

牛波[ニュウポ]
1960年7月21日北京生まれ。一七歳から詩作を中心とした文学活動を開始。一九歳以降は芸術活動を展開し、北京画院の画家として中国伝統美術を研究。中国各地の美術展で作品を発表。1984年、世界日報で長編中国現代文化評論「置身其中」連載。反体制美術展「移動展」(’85)を主催、天安門広場の毛沢東の肖像を自分の写真に置き換えたコラージュ作品などで中国現代美術界を騒然とさせた。二七歳、日本に拠点を移し、水戸芸術館、上野の森美術館、アート・フロント・ギャラリーなどでインスタレーションととビデオ・アートを次々に発表。作品「泉水」は東京都板橋区立美術館の永久展示作品に。1992年、東京上空で「大空絵画」、世界初の「無重力アトリエ」のプロジェクトを展開。詩集『河』(’87)『牛波詩選』(’92)ほか。日中合作となった「王様の漢方」の映画化では、原作・監督・脚本・美術を手掛けている

江戸木純[エドキジュン]
1962年東京生まれ。映画評論家として各誌で活躍。また、プロデューサーとして「ムトゥ踊るマハラジャ」、「ロッタちゃんはじめてのおつかい」、「処刑人」などの作品を次々に配給し常に大きな話題を呼ぶ。著書『地獄のシネバトル/世紀末映画読本』(洋泉社)ほか。映画「王様の漢方」では製作プロデューサーのみならず、共同脚本をも手掛けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なー

4
倒産寸前の貿易会社の市川社長は中国人アシスタントの祖父に持病を治してもらった。それも短時間で。これは商売になるぞ!!と意気込んだ社長は…という話。物語はともかく、漢方の知識や宦官だった人の経験のお話は読んでいて面白かった。漢方って上手な人に処方してもらうと本当に短時間で楽になるからつい頼りたくなるけれど「健康食品や薬に頼り過ぎると身体は虚弱になり少しの変化にも対応できなくなる」という所は成程…と思った。2023/10/19

ミス レイン

4
漢方については興味深かった(そんなものまで薬とするの?)けれど、物語の方はステレオタイプな印象でした。2016/08/15

mie

1
出だしは面白そうでしたが、中間はがっかり。後半にかけては漢方の事が出ていたので面白くなったのですが題名に惹かれたのに残念でした。2018/11/03

yama

1
漢方(中医学)の奥深い世界が、小説という形でうまく表現されていて、広く健康について関心がある人におすすめ。小説だけど、漢方に関する内容は事実が書かれてあり、その多くの事例を読むと、改めて医食同源という言葉を思い出す。漢方薬と聞いて思い浮かぶように、いくつもの珍らしい食材が紹介されていて、薬だから当然なのだが、かなり非日常の世界だった。そしてどこか男性的な印象を受けた。この本を読んで、日本人として中国文化に敬意をもちつつも、もっと日常的な女性的な医食同源を追求したいとの思いが、改めて強くなった。2015/02/11

ぽわこ

0
もし理系に進んでいたら、東洋医学を学ぶことができる富山大医学部に行こうと思っていたぐらい漢方は好きなので、大変面白かったです!漢方の知識と、面白いストーリーが絡み合いながら進んでいきます。2025/04/23

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