半次郎捕物控―命みょうが

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  • サイズ B6判/ページ数 307p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062113236
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

番屋に連れ込まれ、十日間だんまりを続ける田舎侍。浅葱裏だが顔は公家風。ずぼらに見えてめっぽう腕は立つ。この侍、何者なのか。

著者等紹介

佐藤雅美[サトウマサヨシ]
1941年兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒。1985年、処女作『大君の通貨』で第4回新田次郎賞、1993年、『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュール

7
半次シリーズ再読。小三郎登場の巻。腕はたつがとぼけた小三郎が相変わらず面白い。2022/01/02

ちゃこ

4
半次捕物控シリーズ第3弾。【初出『IN☆POCKET』2001年9月号〜2002年4月号】8話収録。 文政11(1828)年7月〜文政12年5月。 新たに登場した謎の浪人・蟋蟀小三郎に振り回される半次の様子が笑いを誘う。各話の事件の印象が薄らいでしまうくらい強烈な個性を持つ小三郎、今後もこの調子で半次らに絡んでくるのでしょうか。次巻も楽しみ。 /[2014ー144]2014/07/19

もぐを

3
ありゃ、そんな予感はしてたのだがお志摩が半次の奥さんになっとるなぁ。で、今回出てきた蟋蟀(こおろぎ)小三郎。半次同様ボクも消えてくれるのを心待ちにしてたんだが残っちまった。次回も確実に出てくるなぁ。嫌いだなぁぁ。2016/01/20

文句有蔵

3
面白かった。この作者特有の、鼻につく講釈もなく、無理矢理な展開も我慢出来る程度に抑えられているために、話の筋立てのよさが際立っていた。「成る程。軒先を貸して押し込みに遭わないためには、どんな雷雨豪雨であろうと、はたまたいかに人品卑しからぬ風体の相手であろうと、決して情けを掛けてはならんのだな」と思いを新たにすることとなった。疫病神は日々取り入る先の様子を、息を潜めてうかがいながらチャンスを狙っているもので、小三郎のような男など、世間には大なり小なりいくらでも潜んでいると思って丁度いい。自衛が肝心。2014/08/13

沼田のに

2
殺人事件がおきると素早い岡っ引きか下っぴきが常廻り同心を呼んで現場に駆けつけ自分担当の事件にして子飼いの岡っ引き、小物を使って捜査する、と思ってたら金になりそうな事件だと岡っ引きがワラワラ集まって現場で同心から事件のあらましの説明のうえ質疑応答のあとてんでに捜査して、あわよくば金持ち被害者から礼金をせしめる旨の記述があるが初耳。コオロギ小三郎とはいいキャラクターが出てきて楽しめた。小三郎が志摩の尻を撫でないのが不思議。7/102014/06/07

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