内容説明
ひょんなことから初めて書いた童話が、児童文学の新人賞を受賞し、デビュー作は数十万部のロングセラー。気がつくと、「童話作家」などと呼ばれていたが…。さて、「童話作家」の仕事の真実とはいかなるものか?ユーモアと諧謔に満ちた体験的職業論とユニークな27の教訓。
目次
第1章 こうして私は…(出会いのエピソード;遭難した船乗りはどこを見ているかという問題 ほか)
第2章 デビューのころ(言葉の問題と記念品に込められた意味;本が出る! ほか)
第3章 書くということ(プロットとテーマ;話を思いつくケース ほか)
第4章 児童書をめぐる事情(読者はだれだ;挿絵について ほか)
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年、東京都に生まれる。中央大学法学部卒業後、同大学院文学研究科ドイツ文学博士課程前期修了。現在、亜細亜大学経営学部教授。1986年、講談社児童文学新人賞に応募し、入賞。受賞作『ルドルフとイッパイアッテナ』は、子どもたちに熱狂的に支持され、40万部近いロングセラーとなっている。続編『ルドルフともだちひとりだち』で、野間児童文芸新人賞を、『ペンギンハウスのメリークリスマス』他一連の作品で、路傍の石幼少年文学賞を受賞。数々の人気シリーズを生み出し、出版点数も100冊を超えている
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