内容説明
イラクの大量破壊兵器、旧ソ連諸国での核物質盗難、行方不明になったスーツケース核爆弾、イラン、北朝鮮、中国、リビア、テロリストのサリン、VXガス、マスタードガス、ボツリヌス菌、炭疽菌、ペスト菌、エボラウイルス―大量破壊兵器の恐怖を論じる。
目次
第1章 もし手製核爆弾がニューヨークを襲ったら
第2章 テロリズムを定義する
第3章 人間は恐怖心から逃れられるか
第4章 兵器の入手と使用
第5章 大量破壊兵器と究極のテロリストたち
第6章 ロシア・ずさんな核管理の脅威
第7章 イラク・隠された兵器のすべて
第8章 何ができるか、何をなすべきか
著者等紹介
スターン,ジェシカ[スターン,ジェシカ][Jessica,Stern]
1958年、ニューヨークに生まれる。ハーバード大学ケネディ行政大学院講師。バーナード女子大学で化学学士号、マサチューセッツ工科大学で理学修士号を、さらにハーバード大学で公共政策の博士号を取得。数年間、モスクワで生活した経験があり、ロシア語に堪能。国防関連の最先端科学・テクノロジー開発研究の中枢、ローレンス・リバーモア国立研究所に勤務。1994~95年、アメリカ国家安全保障会議スタッフとして核密輸防止省庁間グループを担当、ロシア・ウクライナ・ユーラシア問題部長をつとめ、核の密輸とテロリズム対策に尽力する。大量破壊兵器とテロリズムに関する論文多数
常石敬一[ツネイシケイイチ]
1943年、東京都に生まれる。東京都立大学理学部を卒業。東京大学工学部助手、東京農業大学を経て、83年、長崎大学教授に。89年より神奈川大学教授。専門は科学史、科学社会学、生物化学兵器軍縮。旧日本軍細菌戦部隊七三一部隊研究の第一人者。94年松本サリン事件、2001年アメリカでの炭疽菌事件後も、毒物博士としてメディアで活躍
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- 和書
- 外交六十年 中公文庫