幕末気分

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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062110921
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0095

内容説明

大混乱時に人はこう動く。テロに不況の現代と同じく、わけのわからなくなった将軍藩主兵隊たちの焦りと遊びの意外な実相。

目次

幕末の遊兵隊
帰ってきた妖怪
地下で哭く骨
道頓堀の四谷怪談
徳川慶喜のブリュメール十八日
吉原歩兵騒乱記
上野モンマルトル1868―世界史から見た彰義隊

著者等紹介

野口武彦[ノグチタケヒコ]
1937年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程中退。神戸大学文学部教授を経て著述業。日本文学・日本思想史専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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えなが

2
幕末の兵士達は志強く命も惜しまずといったイメージがありましたがわりと当時の兵士はお気楽で好き勝手していたみたいでお金で寄せ集められて兵士になった人が大勢いたのですね。将軍様に忠誠心を誓った武士はその将軍様に裏切られ翻弄されどんなにくやしかったか。。。フランス士官のブリューネさんはなんでそこまで徳川に肩入れして日本に残り蝦夷まで行ったのかしら。。。でも男気のある人ですね。ブリューネさんについてもっと知りたくなりました。2017/01/19

ホンドテン

1
図書館で、10年以上ぶりの再読ー長州征伐進軍騒動とその後の鳥居耀蔵は記憶。文芸誌連載の幕末史雑話、幕末の江戸では、世の出来事はパフォーマンス感覚で受け入れられたーという冒頭の強烈な一節にやられた。大阪の四谷怪談興業顛末で描かれたその気分の横溢が歌舞伎演目の現実化(鉄砲切腹)を呼び、竹下通りのコスプレ連程度の余興の容易な政治化(お咎め)を招く・・・いつの世もそうだろうが、虚実の混沌は最後には敗残の現実に無残圧壊される(静岡移住の阿鼻叫喚)。タネ元が同じなのだろうが杉浦(1983)を連想した。2021/08/14

linbose

1
★★★★★2018/04/15

隼人

0

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