内容説明
御白洲に引き出されたとびきりべっぴんの江戸芸者が紋蔵の名を呼んだ。奉行所が敢行した前代未聞の刑“吉原送り”に一矢報いようとした紋蔵だったが…。
著者等紹介
佐藤雅美[サトウマサヨシ]
昭和16年、兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒。処女作『大君の通貨』で第4回新田次郎文学賞を受賞。平成5年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞する
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感想・レビュー
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kazu@十五夜読書会
9
穿鑿好きの紋蔵に、上司から以来殺到。2012/12/17
ひかつば@呑ん読会堪能中
7
第6巻、最後で遂に定廻りになった紋蔵。この巻では紋蔵が公の義を貫き通すところがいい。たとえ奉行が相手でも一歩も引かず、馘覚悟の上で行動するところは見事。2013/05/27
ちゃこ
4
物書同心居眠り紋蔵シリーズ第6弾。8話収録。【初出『IN☆POCKET』2001年1月号〜8月号】 御奉行のいいかげんさに苦笑い。後半4話、各話の良くも悪くも個性豊かな面々が魅力的。 紋蔵の定廻りへの昇進に驚きつつ次巻へ。 /[2014ー235]2014/12/11
沼田のに
4
紋蔵が示す先例は、作者が実際に例繰りって掘り出す事件ではないのかと思う。国会図書館に赴いて、素人には判読不能の古文書を操って特異な事件をみつけて、それを元にお話を作るっつーような想像をしてしまう。ところで表紙絵は四両二分でなくて「百三十五両の女」でないの。6/102013/12/02
朱音
2
初めて読む作家。江戸時代の推理小説といえば捕物帳なのだけれど、捕物帳…というのはちょっと違うかな?主人公は同心なのだからまあ、捕物帳なのでしょうが…2002/07/23




