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月冠の巫王

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062110556
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

古代ファンタジー。『月神』シリーズ完結編塩のムラを侵した余勢をかってヒメカのクニを侵略したアヤのタヂシヒコ。暴虐非情なアヤに対し、アテルイなどのムラ連合が立ち上がるときがきた。大長編堂々完結   中学・高校

内容説明

遠いはるかな昔。月の神を敬い、すべての自然にカムイをみてくらす縄文びとと、日の神を奉じて海の向こうからやってきた弥生びとの間に、血で血をあらう烈しい争いが起こった。信ずる神も、言葉も、生活様式も、何もかもがちがう二つの文明の相克は深く、和解はまったく不可能に見えたのだが…。戦乱の世に平和をもたらすべく共に行動するふたりの少年たちの熱い友情と数奇な運命を、いにしえの日本を舞台に描く。『月神の統べる森で』(野間児童文芸賞受賞)に始まる長編四部作、ここに完結。

著者等紹介

たつみや章[タツミヤショウ]
1954年生まれ。明治大学文学部史学地理学科卒。1991年、『ぼくの・稲荷山戦記』で講談社児童文学新人賞を受賞してデビュー。『水の伝説』で1996年度の産経児童出版文化賞JR賞を受賞。『月神の統べる森で』(講談社)で、1999年度の野間児童文芸賞を受賞。熊本県在住

東逸子[アズマイツコ]
佐賀県生まれ。東京芸術大学デザイン科卒。エッチングでイラストレーターとしてのスタートを切る。以後、ドローイング、造形などでも独自の世界を開拓する。神奈川県在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

87
地上に生まれた神の子は、争いを呼ぶと同時に争いを平定する運命を生きた。父神から「オオモノヌシ」という新しい名をもらった少年は、祈りを力に変える術を獲得したが、憎しみの心はやがて穢れた力となって使い手さえも呑み込んでしまう。翡翠色の瞳が血の色に染まる時、白い大蛇はひたすらに血を求めて暴れ出す。愛する女性や友にも危機が迫る。縄文から弥生に移り変わる【幻の千年紀】を描いた古代ファンタジーの最終章。『守り人』シリーズは、文庫化されて児童書の棚から大人の読者を獲得していった。この本も体裁を変えて出版して欲しい。2015/09/27

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

28
**古史古伝・4巻《完結》**時は縄文末期…悠久の平和が破られ、ついに血で血を洗う戦乱の時代が訪れた!弥生人と縄文人…信ずる神も、言葉も、生活様式も、何もかもが異なる二つの文明…。人間は、この醜い業から脱することはできないのか!?(紹介文・他より)――感動の古代史ファンタジー。ついに完結!著者の深い教示が魅せる、実に味わい深い物語でした…。 ⇒続き2013/12/20

MA

19
ついに、最終巻。当たり前になっていて、普段考えてないけど、当たり前じゃないことがたくさんあることを気付かされる。色々な命を頂いて、生きているんだなあ。縄文時代の暮らしに、興味が湧きました。様々なエピソードはとても楽しく読んだけど、詰めの甘さ?のようなものが気になった。まあ、そこは児童書だし!ということかな?クライマックスの戦いは、何だか釈然としなかったです。もっとポイシュマ・ワカヒコで何かあると期待してたけど。2019/01/24

花宴

8
月神シリーズ第4弾。完結。終了が名残惜しいシリーズです。キャラクターが魅力的で、ポイシュマ、ワカヒコはもちろん、未熟な二人を見守るムラの大人達が人間のお手本のような人達ばかりで驚きました。たくさん登場する脇役も個性豊かで生き生きとしているのが印象的でした。児童書ですが大人にもおすすめです。2017/02/18

ときわ

6
確かにカムイたちは最初から出てきていたので、最後まで登場するのは当然かもしれないけれど・・・・。人間たちの交渉とか戦いが、最後の最後でめちゃくちゃ大きな力でねじ伏せられたということだよね。やはり人の力だけでは解決することが出来なかった。現代の世界情勢を考えると暗い気持ちになる。私たちの世界にはもう神はいない。もめごとはキリがないのに。2019/07/02

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