内容説明
若いときに若かった人たちは幸いである―。そう言ったのはプーシキンでしたが、冨来子とともにすごす日々が明るい陽光の下にあってこそ、私たちが若くあることもできるのだ、と私は考えていたのでした。しかし私たちは、夜の中でしか出会いえなかったのです。書下ろし恋愛小説。
著者等紹介
岡崎祥久[オカザキヨシヒサ]
1968年、東京に生まれる。1993年、早稲田大学第二文学部卒業。1997年、「秒速10センチの越冬」で第四〇回群像新人文学賞を受賞。2000年、『楽天屋』で第二二回野間文芸新人賞を受賞
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感想・レビュー
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勉誠出版営業部
3
夏期休暇中に読了したもの・その4。岡崎祥久さんの『首鳴り姫』。読み始めは村上春樹氏の作品を20倍くらいに薄めたような印象でしたが、バブル期を舞台にしているにも関わらず、ギラギラ感がなく、むしろゼロ年代のような、どこか醒めた恋愛という感じで、これが2002年刊行というのはいささか早かったのかもしれないなと思いました。2016/08/14
EDX
1
ふうむ、私には やはり男がよくわからないな。女って こうなのよね、めんどうなのよね。あらためて思う事は 男と女って ずっとこうなんだなあってこと。2017/12/28
Mazza
1
幸せになりづらそうな、、、、、。2015/09/08
のうえ
0
20050107
Yo Murakami
0
不思議で甘酸っぱい青春のお話。 おばぁさま。好き。2016/07/29