内容説明
若いときに若かった人たちは幸いである―。そう言ったのはプーシキンでしたが、冨来子とともにすごす日々が明るい陽光の下にあってこそ、私たちが若くあることもできるのだ、と私は考えていたのでした。しかし私たちは、夜の中でしか出会いえなかったのです。書下ろし恋愛小説。
著者等紹介
岡崎祥久[オカザキヨシヒサ]
1968年、東京に生まれる。1993年、早稲田大学第二文学部卒業。1997年、「秒速10センチの越冬」で第四〇回群像新人文学賞を受賞。2000年、『楽天屋』で第二二回野間文芸新人賞を受賞
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