内容説明
現代俳句をリードする三人が、みごとな名文でつづるリレー歳時記。俳句の鑑賞力=作句力がワンランク・アップする格好の俳句案内。
目次
春(若ければ修二会の僧の灯のほとり(黒田杏子)
サンフランシスコに続く春の海(稲畑広太郎) ほか)
夏(靴下を引っぱってはく柿の花(岩津厚子)
御手打の夫婦なりしを更衣(与謝蕪村) ほか)
秋(いつのびし茗荷の花や夕月夜(中村苑子)
子にみやげなき秋の夜の肩ぐるま(能村登四郎) ほか)
冬(外套の大人と急ぐ子供かな(千葉皓史)
十二月金魚はすこし男かな(あざ蓉子) ほか)
著者等紹介
坪内稔典[ツボウチトシノリ]
1944年愛媛県生まれ。俳人。京都教育大学教授。俳句誌「船団」代表
仁平勝[ニヒラマサル]
1949年東京都生まれ。俳人。学校法人開智学園事務局長
細谷亮太[ホソヤリョウタ]
1948年山形県生まれ。俳人(俳号「喨々」)。聖路加国際病院小児科部長
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- 和書
- 宗教以前 ちくま学芸文庫