内容説明
南宋青磁の大鉢がニワトリの水入れになっていた!?30年間骨董を探し続けてきた男の驚愕の体験談。出てくる出てくる宝の山。一獲千金をもくろむ海千山千の魅力的な男たちの群れが、博物館級の掘り出し物を求めて東南アジアの奥地をさまよう。人情家の骨董屋主人が、丁々発止の駆け引きの末手に入れた名品と驚くべきエピソードの数々。骨董ハンティングの旅31章、おもしろさ完全保証。
目次
笑う魚(フィリピン)
棺桶と青磁瓶(フィリピン)
銃の暴発(フィリピン)
鶏の水入れ(フィリピン)
ムスリムの爺さん(フィリピン)
マブイ女は両替屋(フィリピン)
セキュリティポリスと袖の下(フィリピン)
呂宋葉茶壺(フィリピン)
月の石(フィリピン)
翡翠原石に賭ける男たち(ミャンマー)〔ほか〕
著者等紹介
島津法樹[シマズノリキ]
兵庫県姫路市出身。現ヤマハ(株)に勤務しつつ、東南アジアの陶磁器に興味を持つ。その後独立して、骨董商を営む。美術書著作多数
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