内容説明
日本初のロボット「学天則」をつくった男。植物学を専門とし45歳で北大教授から大阪毎日新聞社に転身。自然を愛し、自然と人間の共生を説きつづけた。
目次
信州松本から広島へ
代用教員から、いきなり校長に
満州植物二千余の標本
コロンビア大学へ留学
マリモとの出会い
「表現者」として楽しむ
輝かしき一九二七年
ロボット「学天則」を制作
日中友好のシンボル 鳩の「三義」
科学とジャーナリズムの融合
幼児教育への情熱
子どもたちへのメッセージ
中国の戦災孤児を大阪で養育
教育のあるべき姿を求めて
著者等紹介
畑中圭一[ハタナカケイイチ]
1932年、北海道岩見沢市生まれ。京都大学文学部文学科卒業。童謡の創作と研究に携わり、大阪国際児童文学館総括専門員、名古屋明徳短期大学教授などを務める。1981年、詩集『大阪弁のうた二人集ほんまにほんま』(島田陽子と共著)で第一一回日本童謡賞を受賞。1991年、『童謡論の系譜』で日本児童文学学会奨励賞を受賞。大正期・昭和前期の童謡同人誌の細目・解題を発行するなど、童謡史についての調査・研究をつづけ、2007年、童謡の通史『日本の童謡―誕生から九〇年の歩み』を出版、同書により第三一回日本児童文学学会賞を受賞した。童謡のほか絵本、紙芝居、遊び、わらべ唄など広く子ども文化についての研鑽をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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