内容説明
なぜ凄いのか?少女を含めて、この作者は女性たち、たとえばオフィスガールでも、おミズの世界の女性たちでも、さらには海外駐在員の妻たちでも、女たちが「集まる」場の光景を実に生きいきと描き出す。女性の生命感にはずみのつく瞬間を、これほど鮮やかに明快に書く作者はそんなにはいない。パワーがあって愛嬌があり、悪意を鋭く見る。
著者等紹介
宇佐美游[ウサミユウ]
1962年、青森県に生まれる。ロサンゼルスマリネロビューティカレッジ卒業。モデル兼銀座ホステスから23歳で一部上場商社に転職。アメリカでのネイル・アーティスト、OLを経て、フリーランス・ライターとなる。2000年『調子のいい女』で第6回小説新潮長篇新人賞を受賞。井上ひさし・林真理子両氏に絶賛され、新潮社より刊行された。「女性セブン」に長篇小説『白粉』を連載。現代女性の生命感を鋭く明快に描く作家として注目される
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
13km
1
良い感じにイヤな何となくありそうな話。2012/08/17
雛
1
ちっ変な本開いちまったぜい2011/08/25
ゲスト7
0
別の本の短編が面白くて読んでみたが、ハズレだった。22016/02/10
Ranko Taguchi
0
702004/11/08
粉の人。
0
むむっ?私、この本、知ってるな…と一話目を読み始めて気付いた。恐らく、違うタイトルの文庫が本棚のどこかで眠っている模様。こういう“女の裏”みたいな話、本当に好きだね、私。あとがきによれば、裏テーマは“抑圧”な、女の短編集。“薔薇と霊感”が面白かった。「互いの幸せを願わぬ二人、けれども相手のことは好き」っていうのは、正直に言えて妙、だと思った。2011/06/11