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内容説明
かつて日本人初の伯爵夫人、ウィーン社交界の華ともてはやされ、そして今また、ヨーロッパ統一運動の生みの親リヒァルトの母として注目をあびる光子。その素顔と、七人の子供たちがたどった波乱の生涯を追う!クーデンホーフ光子の真実。
目次
湯河原にゆかりの人を訪ねて
ヴェールに包まれた光子の生い立ち
結婚の秘密
恋に落ちた伯爵
クーデンホーフ家とは?
外交官の妻になる
祖国を離れて
ボヘミアの伯爵夫人
子供たちとの距離
ある日突然、未亡人に
ウィーンでの新しい生活
ハプスブルク帝国の崩壊
病気、孤独、そして望郷
運命にもてあそばれる子供たち
著者等紹介
シュミット村木真寿美[シュミットムラキマスミ]
1942年東京生まれ。早稲田大学大学院(美学専攻)修了後、ストックホルム大学に留学。1968年よりミュンヘン在住。レポーター、通訳、翻訳業のかたわら執筆活動を行う
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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BebeCherie
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Now I know the book "天涯の船" was so much dramatized. This writer herself added so much her guesses, but now I can tell Mitsuko had a harder life than I could imagine. Feel sorry for her.2015/12/26
Oke
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今年はミツコ没後70年。ミュージカルも上演される。ミュージカルの成功を祈り、この次期に来日してくださったマテ・カマラスさんに感謝しつつ読んだ。明治時代オーストリアの代理公使として来日したハインリッヒ。彼に見初められたミツコは運命を大きく変える事になる。日本人の国際結婚など考えられない時代、妻と子供達を伴って帰国したハインリッヒはとても進歩的な人物だった。夫を早くに亡くしたミツコの苦労は想像に難くない。第1次大戦、子供達との溝、日本への望郷。他に類の無い人生を歩んだ日本女性の生涯を綿密な取材で鮮やかに描く。2011/05/12