内容説明
21世紀ノベルは、Ayako Fujitani、「逃避夢」で始まった!!女優藤谷文子=21歳、が17~18歳で書いた多感を極めた処女ノベル。どうしようもない人のつながり、運命に傷つけられた少女をVividな感覚で描く。
著者等紹介
藤谷文子[フジタニアヤコ]
1979年12月7日生まれ。大阪出身。13歳でコマーシャル「三井のリハウス」、「カメラ大怪獣空中決戦」でデビュー。父はハリウッド俳優スティーブン・セガール。「逃避夢」は、父のもとに留学中の10代の頃に書かれた処女作。それが映画監督庵野秀明を触発し、本人を主演に「式日」という映画になる。現在、TV、雑誌、映画などで活躍中。エッセイの雑誌連載など、執筆活動も広範囲に及ぶ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カミソリ
2
藤谷さんの、独特のふわふわした感じがとても好き。本人がそのまま文章になったような、とても不思議な読み心地がある。安心感ともまたすこし違う、なんというのだろうな。他の誰とも違うと感じる。静かに穏やかに圧倒する人。2014/07/19
よっち
1
あなたが もういなくて そこには何もなくて 太陽 眩しかった それは とても晴れた日で 泣くことさえできなくて あまりにも大地は果てしなく 全ては美しく 白い服で遠くから 行列に並べずに 少し歌ってた2008/07/11
aya
0
「どうぞ 私を何かに あてはめ分析なさらないでください。」2017/06/09
nao
0
なんとも言えないような浮遊感を感じたまま読み終えました。甘美な切なさみたいな…言葉にするのが難しい気持ちです…。2013/01/07
koikoi
0
ただ孤独を泣き叫ぶことを文章にしたかのような小説でした。2023/10/30