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昭和天皇 〈下〉

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  • サイズ A5判/ページ数 365p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784062105910
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0021

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

無識者

15
面白かった。特に敗戦濃厚になってからが印象的である。天皇は自らの地位を維持すべく、終戦をする時期を見計らい、長崎の原爆を受けて終戦を決意する。放送では自らの戦争責任に全く触れることなく皇国民の「自存自衛のために」終戦する旨を伝える。つまり自存自衛のために開戦をし、自存自衛のために終戦をするというロジックを打ち立てる。終戦処理においてGHQの天皇を利用して統治をするという利害の一致から、天皇は一貫して政策から距離を置いた受動的君主であったという歴史の修正がなされる。戦後においても敬うべき存在であり続けた2017/09/23

katoyann

13
昭和天皇の戦時中の言行について、批判的に分析している。下巻は日中戦争から終戦を経て、戦後の役割までを論じている。日中戦争における毒ガスおよび細菌兵器の使用を認めたのは天皇であり、アメリカとの戦況がかなり厳しくなった時に「国体の護持」にこだわり、戦争の継続を進言した東条英機を積極的に登用したのも天皇である。つまり、「軍部に利用された平和主義者」というのは虚像であり、戦争責任を負うべき立場であったとする。更にはその天皇制が戦後残ったことが、憲法理念をゆがめたとする。今の日本の状況を知る意味で必読の書と言える。2021/04/30

雪風★中尉

0
伝記かと思いきや歴史書であった。 訳文が悪く、途中で投げた。決して悪文ではなく趣味の問題である。

daioh

0
見解の根拠が恣意的すぎてダメ。今さら新鮮な見解でもないし。なぜピューリッツァ賞を取れたのか分からん。2009/07/20

tkm66

0
面白く無い②2002/12/23

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