出版社内容情報
歴史的な建物を今も使い続けているようなレトロ図書館や、日本を代表する建築家によるモダニズム図書館、ちょっと不思議で面白い現代の図書館まで、東京の名建築にある図書館を、建物の概要から成り立ちまでを写真とともに紹介します。図書館の写真として一般的にイメージされるような、図書館内部の空間を広く収めた写真だけでなく、外部やディテールにまで注目して写真を撮りおろしているので、建築の美しさたっぷりと堪能できるはずです。図書館好き、建築好き、本が並んでいる空間を見るだけでテンションがあがる人なら必読の一冊です。
内容説明
公共図書館から普段は見ることのできない学校図書館まで。いつまでもいたくなる本に囲まれた空間、本のための建築。
目次
1 公共図書館(国立国会図書館国際子ども図書館;神奈川県立図書館;千代田区立日比谷図書文化館 ほか)
2 学校図書館(東京大学総合図書館;津田塾大学星野あい記念図書館;学習院大学図書館 ほか)
3 旧図書館(慶應義塾図書館旧館;立教大学メーザーライブラリー記念館;東京経済大学旧図書館(大倉喜八郎進一層館))
著者等紹介
立野井一恵[タテノイカズエ]
フリーライター。富山県高岡市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。建築・住宅・インテリア・雑貨など、幅広いテーマで執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
229
立ち姿が美しい図書館。こんな空間でゆったり読書したいですね。よく利用していたのは、三角形にこだわった千代田区立日比谷図書文化館。行ったことあるのは、レトロな西洋建築とガラスの美しさが融合した国際子ども図書館。その他、公立図書館(神奈川県立図書館、北区立中央図書館、武蔵野プレイス、飯能市立図書館など)、学校図書館(東京大学、津田塾大学、東京藝術大学、成蹊大学、多摩美術大学など)が豊富な写真で紹介されています。2021/10/30
starbro
220
完全図書館派としては、美しい図書館を利用したいものです。掲載されている図書館の内、実際に訪れたことがあるのは日比谷図書館だけなのが残念です。 https://www.xknowledge.co.jp/book/9784767829098 東京の図書館ではないので、掲載されていませんが、大宮図書館も美しいですので、お近くの方は訪れてみて下さい。 https://www.omiya-library.jp/facilities/2021/10/04
佐島楓
70
東京にある建築が特徴的な図書館の紹介。大学図書館が多めに掲載されている。都心にある図書館はほとんど足を運んだことがあり、ほかにも建築に限らずとも面白い図書館はたくさん存在している。全体的に広く空間をとり、窮屈な印象を持たせないように工夫をしている図書館が多い。これからどのように図書館が発展・変容していくか楽しみである。2021/10/28
ぶんこ
62
美しい図書館の中でも、重厚で品格漂う図書館が好きなので楽しみにしていました。その点では東京大学総合図書館、慶應義塾図書館旧館、立教大学メーザーライブラリー記念館、が素敵で行きたくなりました。重厚とまではいかないものの北区立中央図書館は元鉄砲製造所だったのを図書館へという発想を実現された方が素晴らしい。多摩美の八王子図書館は重厚ではなく、コンクリートとガラスという好みではない建築様式なのに、受ける印象がゆったりとおおらかで明るくて、ふわぁとした空気に包まれるようです。図書館を大事にする文化はいいですね。2022/09/09
たまきら
51
図書館好きにはたまらない図書館紹介本です。上野の子ども図書館、日比谷、国会…と、行ったことがある図書館と再会できたのも素敵でしたが、大学系の図書館にはうっとり!母校の図書館が大好きでしたが(当時は古い駅舎の中に図書館があったんです)、いや~素敵だなあ…♡北区の中央図書館はぜひ行ってみたいです。2023/06/18