内容説明
生誕400年を目前にした世界に誇る日本文化の華、歌舞伎。その殿堂、歌舞伎座の内深くまで分け入り、篠山紀信が8×10で余すところなく写し撮った画期的写真集。
目次
歌舞伎座正面
初春歌舞伎座
絵看板
壇浦兜軍記阿古屋琴責
物故俳優写真
子役楽屋
三階名題下楽屋
歌舞伎座大屋根
壇浦兜軍記阿古屋舞台裏〔ほか〕
著者等紹介
篠山紀信[シノヤマキシン]
1940年東京生まれ、写真家。小・中学生のとき、芝居好きな母親に歌舞伎座や明治座へ歌舞伎や新派を観に連れて行かれた。多感な少年期に観たそれらの鮮烈な舞台イメージは強く記憶として残るが、それが自分の人生に反映するような生き方にはならなかった。歌舞伎との決定的な再会は、70年、今から30年前の玉三郎との出会いによってである。雑誌『芸術生活』の歌舞伎特集の写真取材で、三島由紀夫作『椿説弓張月』の白縫姫を演じる玉三郎を見て、妖しい光芒に魅せられて以後30年以上の付き合いがはじまる。72年には二人の初めての写真集『女形・玉三郎』(講談社)を刊行、同名の展覧会により芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。以後78年『坂東玉三郎』(講談社)、81年『坂東玉三郎・冬の旅』(講談社)、84年『紐育の玉三郎』(マツダ)、88年『坂東玉三郎の世界』(朝日新聞社)と、撮りためた作品を写真集として発表し続けた。今回の写真集は、歌舞伎座に特別な思いと愛着を持つ玉三郎の案内により、8×10の大型カメラでくまなく記録したまったく初めての画期的写真集である
坂東玉三郎[バンドウタマサブロウ]
1950年東京生まれ、歌舞伎俳優。56年14世守田勘弥の部屋子となる。翌年坂東喜の字を名乗り、『寺子屋』の小太郎で初舞台。64年、勘弥の養子となり、歌舞伎座で玉三郎を襲名。以後次々と大役を演じ、注目を集める。82年から3度のアメリカ公演をはじめ、世界中で歌舞伎俳優として、舞踊家として、映画監督として、演出家として幅広く活躍している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
筋書屋虫六
まめはち
Rina Niitsu