内容説明
太陽エネルギーが超過密国・江戸の日本を支えた。江戸の暮らしの基本、エネルギー・ゼロ社会を、多数の図版でビジュアルに紹介。
目次
太陽と石油
便利さとその裏側
道路が空調機
回転式の暮らし
太陽と森林
足るを知る
はじめちょろちょろ…
錦絵の原理
丈夫で長持ち
多様に生きる
手間をかける
外から内へ
正法に奇特なし
われわれは間違っている
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
58
江戸は究極のリサイクル、リユース、リデュース社会。ゴミも化石燃料もなく隅田川の水を汲んで飲めた程😲なのに欧米に追いつけ追い越せのせいで滅茶苦茶に😨リサイクル不可能な産廃を大量に出しゴミを処理する場所もない有様と化す。当時は下肥も高価で買い取られた無駄のない社会。不便さの極みだったが環境には超優しかった!来日した外国人が日本人の賢さ、清潔さ、丸々とした風体に驚いている。家具もなく農作物を食して貧しいと思われていた日本の方が余程気持ちに余裕があり、豊かだったと分かる。2022/04/30