ガチンコ―さらば若乃花

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062103084
  • NDC分類 788.1
  • Cコード C0095

内容説明

対戦相手からは「土俵際の魔術師」と怖れられ、土俵を下りれば「お兄ちゃん」と愛された。入門から引退までの12年間、相撲でも私生活でも真っ直ぐに生きてきた。兄弟子のイジメに耐えた新弟子時代。弟・貴乃花の「絶縁宣言」がきっかけとなった横綱昇進。協会の休場勧告に逆らった末の負け越し。そして二子山一家の崩壊―。「相撲なんて嫌いだった」「ぼくは絶対八百長はしない」「曙とは入門の動機が違う」入門以来、公私にわたって付き合ってきた著者だけが知る、「花田勝」の素顔が初めて明かされる。

目次

第1章 引退の日
第2章 天才力士
第3章 中野新橋
第4章 猛稽古のルーツ
第5章 八百長
第6章 バッシング
第7章 栄光と蹉跌
第8章 それぞれの理想郷

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ピオリーヌ

7
著者は週刊現代の記者を勤めた。藤島部屋の「ガチンコ伝説」の一端にはおかみさん憲子の潔癖性が大きく反映されているという。また貴闘力チャンネルで言われていることと被る内容がいくつかある。平成五年の藤島・二子山合併。おかみさんの憲子は何より「二子山文化」の流入を恐れたという。この本では明確にされていないが、藤島の「ガチンコ文化」が汚されるという懸念であろうことは間違いない。全体的に読み応えがあり、満足行く内容といえる。2021/07/29

anken99

0
世間を大いに沸かせている貴乃花。その兄・若乃花が引退した頃に出た本。数奇な星の下の元に生まれた2人の兄弟のヒストリーは、他の者には分かりえないもの。父親である貴乃花という名前を弟が継ぐという、考えてみればとても厳しい現実。それでも小さな体というハンディをものともせず、あまりにも激しい稽古と努力の賜物で、横綱という地位を手にした若乃花。幼少期から、常に貴乃花を守り続けてきたという側面も見逃せない。だからこそ、現在まで続く兄弟の断絶はあまりにもつらい。若乃花が角界に残っていたら、どうなっているだろう。2018/02/04

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