遊部〈上〉

遊部〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 354p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062100625
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

大仏炎上に始まる、天正の世の権力抗争。人間の野心と異形の愛の絢爛たるドラマ。伝奇長篇の爆風いま起こる!新時代を拓く大才出現!正倉院を巡る書下ろし長篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

20
★★☆今のところ、全く面白みを感ぜず。2014/07/26

Junichi Watanabe

3
#読了 。東大寺正倉院の宝物「蘭奢待」を切り取った信長らから取り戻すよう指示を受けた謎の集団「遊部」。上巻は様々な人物、信長、薬師院実祐、前関白九条種通、松永弾正が娘お通、津田宗及、遊部の面々が出て来て、繋がるようで繋がらず別々の話になっている。下巻で絡まった糸がどこでどう繋がるかが楽しみである。2022/04/21

星落秋風五丈原

2
古来より天皇の「もがり」(葬式)に関わってきた呪術集団がいた。 その名は「遊部」といい、いつしか奈良仏教の殿堂である東大寺 正倉院の宝物庫を守護する任を負っていた(これは本当の事) 。頃は戦国末期、台頭してきた信長、秀吉、家康はもとより天王寺 屋(津田)宗久、千利休らも、宝を求めて暗躍する。信長によって 切り取られた蘭奢待を取り戻そうとする遊部たち。そして遊部たちを 主君松永久秀の敵と付け狙う男、キリシタンの娘…事実とフィクションを うまくブレンドした作品。 書き手が女性だと知ってちょっとびっくりしました2003/08/06

Peter-John

1
遊部と書いて「あそびべ」または「あそべ」と読む。 仏教が渡来する以前、貴い人の喪の儀式である「もがり」を担当する一族であった。仏教渡来とともに奴婢の身分となり、東大寺を建立した聖武天皇の宝物を保存するために建てられた正倉院の守り人となった。 箒木蓬生『国銅』、澤田瞳子『与楽の飯:東大寺造仏所炊屋私記』と大仏関係の小説を読んできて、なんの気なく手を伸ばした『遊部』のはじめで松永弾正久秀と三好三人衆との戦いで東大寺から火が出て、大仏の頭部が溶け落ちたのだ。 その後は織田信長が平定し、正倉院の秘物に手をつけた。2023/02/20

よっちゃん

1
惹句は「本能寺の変、正倉院の呪術集団の闘いを圧倒的な筆力で描く、新しい大器の出現」上巻を読み終えるまで作者が女性であることが気づかないほどの骨太の伝奇小説です。 呪術合戦といった枠はありません。本格的歴史小説、松永弾正の大仏炎上から信長秀吉の全国制覇までお馴染みの時代の物語です。凄惨な大量虐殺を進めながら覇者を目指す魔王信長、絢爛たる安土桃山文化の隆盛をになうスポンサー、堺の豪商達、煩悶する天皇、そして、正倉院の宝物を護ることを宿命とされた「遊部の一族」2003/04/01

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