内容説明
今から25年前、学園紛争の終わった西北大ではカリスマ演出家率いる小劇団「ペガサス」が人気を集めていた。才能あふれる新人女優・恵麻の周りで起こる不可解な連続殺人に名探偵のタマゴ・伊集院青年が挑む。学園紛争が終わった’73年、大学生の伊集院大介が人気女優を狙う殺人鬼と対決。ファン待望のシリーズ最新刊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
コロチャイ
5
どっしりとした、密室殺人事件であった。伊集院大介と薫くんの青春の情景を、織り混ぜながら進んでいくストーリー。いい❗️良かったです❗️2021/09/20
のんの
3
伊集院大介が学生だった時に起こった事件の話。ヒロインの花村恵麻は、強いなぁ。犯人が想像つかなくて、いつ犯人がわかるのか、わかるのかとページをめくった。面白かったなぁ~伊集院大介シリーズはかなり飛び飛びで読んでるので、とりあえず、最初の作品を次は読めたらいいなと思う。2021/01/20
うみ
3
さようなら、もらいそこねた昨日のバラ。……なんて粋なんだろう。私はこの物語の主人公、恵麻ちゃんが大好きなのだ。なんとかっこいい、いい女であることか。久しぶりに、それこそ20年近い歳月を経て読み返して、恵麻ちゃんは今もって大変に魅力的だ。読み終わって、彼女と別れるのが寂しくなるぐらいに。2020/09/13
星落秋風五丈原
3
伊集院大介シリーズ最新作。といっても、時代は伊集院大介が大学生だった 頃。花村恵麻は、人気劇団ペガサスの演出家阿木に認められ、またたく間に 看板女優になっていく。ところがそんな彼女をライバル視する女性や、人気のある阿木のグルーピーらの嫉妬に悩まされる。そんな時二つの殺人事件が 起こり、彼女はその渦中に。そこに現れるのが彼女のファンである大学生 伊集院大介。現在の伊集院大介もラストでちょっと登場します。各章のタイトルが「あの時代を忘れない」「翼を下さい」など 栗本さんの趣味かなぁ。2006/12/13
良太郎
1
再読。 伊集院大介が3度目のw大学生時代の事件。27ぐらい。 新人舞台女優の周りで2つの殺人事件が起こり、ついには彼女も狙われる…。 誰がこの殺人が可能かという大介の推理が蕩々と語られるんだけど。ヒロインを誘い出したのが男の声なんで「顔のない死体」の彼女か?とか、もしやあのアンダーの女優が真犯人?とかが全部消えちゃうんだよね。 表紙に主な登場人物が書いてあるんだけど、もう一択ちゃいますん?ってなるわ(^^;; エピローグで伊集院大介がいそいそと薔薇の花束を届けるのがサブタイトルか。関係ないぢゃん… 2020/03/07
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