内容説明
どうして学校は崩壊するのか?みんなと違うことで生まれる「いじめ」、偏差値と通知表におびえる子どもの実態は?PTAは誰がやる?など、学校の「大疑問」をわかりやすく解説。
目次
第1章 今、学校はどうなっているのか
第2章 ニッポンの学校は不思議な所らしい
第3章 学校で何を教えるか、どう決まる?
第4章 先生とPTAとの関係
第5章 不思議な文部省と教育委員会
第6章 学校給食は楽しみでしたか?
第7章 偏差値と通知表におびえる子
第8章 「わかる授業」への取り組み
補章 世界の学校はどうなっている?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レモン
33
発行年を確認せず読み進め、大分昔の本だったことに気づくが、とりあえず最後まで読んだ。「キレる中学生」というワードの懐かしさ。最近の教育事情はどうなっているんだろうと改めて興味が湧くが、さほど大きくは変わっていない印象を持っているので新しい本も読んで知識を深めたい。教育委員会や学習指導要領、偏差値、教員採用の流れなどを解説されており、少しイメージしにくい部分も多かったが初めて知ることがたくさんあった。2024/12/13
夕張西瓜
4
池上彰氏の著書。日本の学校制度の歴史と現状を、義務教育を中心にまとめた一冊です。ときに海外の目を交えながら、日本の教育の独自性を掘り下げています。本の趣旨は少し違うものの「日本の教育がよくわかる本」など、池上氏の他の著書と内容が重なる点も多かった印象です。1999年発行とやや内容は古いですが、当時の空気感や改革の経緯が見えてかえって勉強になった部分もありました。難しい言葉を使わないので、素人の立場からの分かりやすさは抜群です。ただし、普通に読むなら事例の新しい「日本の教育がよくわかる本」をおすすめします。2016/07/12
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- 和書
- 建設白書 〈2000〉