内容説明
エディスとアンネの命運を分けたものは?悲しみをこらえて綴った日記、生きる支えとなった両親との手紙。存命の著者自らの手による愛と忍耐の物語。
目次
父さんの梨の木
パスポート
侵略
ディック・ファン・スワーイ
スケート遊び
ユダヤ人おことわり
愛にあふれた心
追放
新しい学校
星をつけたジャケット
終わりは近づいている
姿を消す
ドイツ将校ニームゲ
ユダヤ人のために
使者たち
父のもとへ
途方に暮れて
ユールス
母
父
父の靴
狂気の火曜日
解放
平和
後始末
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Emma
1
第二次世界大戦を生き抜いたユダヤ人 エディスの戦時中の日記や記憶からなる実話。「戦争中に日記をつけていた人はほかにも大勢いる。もちろん、アンネフランクの話は、わたしのよりずっと悲しいだろう。アンネは死んでしまったのだから。でもアンネだって、何万、いや、何百万の犠牲者の一人にすぎない。」このエディスの言葉は決して "戦争による悲惨な犠牲者"として有名になったアンネを妬んだり馬鹿にしているのではなく、事実だと思ったしとても納得した。悲しみを日記に預け、前向きに生きるエディスに勇気付けられた!2017/12/01
Arte
1
主人公は16歳から2年間、知合いの家で身元を隠して暮らしていたオランダ人。ドイツに占領されるまで、自分がユダヤ人だと知らなかったオランダ人もいたらしい。2010/07/26
鈴
1
図書館本。有名なアンネとは対照的に生き残った人の作品。だから当時の日記だけではなく 回想録もあり。こういう本は読んでおくべきだなと思う。2009/05/02