内容説明
極寒のシベリア、旧ソ連の辺境の街ウラン・ウデ。劇場で働く両親のもとに希有な感性と美貌を持った少女、イリーナは生まれた。成長した彼女を待ち受けていたのは、自由と夢を奪い取ろうとする旧ソ連の現実だった。生きることの本当の意味を求めて、闘い続ける彼女に、旅立ちの日がやってくる―美しい自然と淡い初恋が眠る故郷を捨てて、一路モスクワへ。
目次
第1部 シベリアの風に抱かれて
第2部 そして、旅立ちの日
第3部 翼は折れない
感想・レビュー
-
- 和書
- ホトトギス俳句季題辞典