- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > 海外文学
- > その他ヨーロッパ文学
内容説明
ひょんなことからブラジルに招かれた名探偵。謎の連続殺人事件も得意の推理で即刻解決―と思いきや、美女や名物料理に気をとられているうちに、事件は大迷走!あのホームズが誰にも語りたくなかった、人生最大の難事件!!全世界を笑いの渦に巻き込んだ、ユーモア・ミステリーの大傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
45
リオデジャネイロで興行中のサラ・ベルナールの紹介でリオに来たホームズが盗まれたストラディバリウス探しと、同時期にリオで起きていた連続殺人事件の捜査にも協力。だがこの作品はシャーロック・ホームズの言動を撤退的にパロディにしたもので、シャーロック・ホームズが言ったことやったことが後には当たり前になっていることのさきがけだったり、シャーロック・ホームズがいつもやっていることが軽くいなされ否定されていたり。私はシャーロキアンではないので笑って読めたが、熱烈なシャーロキアンはちょっと憤慨する人もいるかも。2025/05/26
oyai
6
ブラジルWカップ記念に読んでみましたwあのホームズがブラジルに渡り、盗まれたバイオリンと連続殺人事件に挑む。同時代の人物や事件が絡み…というと設定は面白そうですが。同じようなパスティーシュでは傑作「シャーロックホームズ氏の素敵な冒険」(ニコラスメイヤー)がありますが、こちらはまあイマイチでした。ジョークの感覚が違うのは置いといても、ホームズがホームズらしくないしワトソンも変。事件の解決も…。ワールドカップ記念と思って読むのが良さそうですw2014/07/04
生薬
3
このホームズイイですよ。イカれ具合が(笑)面白かったです。2018/03/19
ぽま
3
ブラジル人作者による、ホームズパロディ。英国外の作家の例に漏れず、舞台を自国、つまりブラジルに移した意欲作である。南米の異国情緒と、ラティーノ的コミカルさに溢れた一冊。長編なのに事件の解決を見ない、というのも珍しい趣向(これには理由アリ)。/ついでに言えば、アンナに関しては中途半端感が拭えなかった。どうせなら設定を混血女性ではなくニュージャージー生まれの米国人にして、「後のあの女性」にしてしまえばよかったのに、と思わないでもない 。2012/03/18
近所のネコฅ
1
★☆☆☆☆2018/08/22