赤瀬川原平の名画探険<br> 赤瀬川原平の名画探検 フェルメールの眼

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赤瀬川原平の名画探険
赤瀬川原平の名画探検 フェルメールの眼

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  • サイズ A4判/ページ数 63p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784062090124
  • NDC分類 723.359
  • Cコード C0071

出版社内容情報

17世紀のオランダ絵画を代表するフェルメール。謎を秘めた36点の作品すべてについてその美しさの秘密を探る。

内容説明

17世紀のオランダ絵画を代表するフェルメール。謎を秘めた36点の作品すべてについて、その静謐な美しさの秘密を探る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

32
1998年刊。大版の鑑賞記。赤瀬川氏が言うフェルメールの「妙な感触」の一つは、光学的に極めて自然な描写と、意図的な粗いタッチの混在。視覚の不完全さを表現したかのようだ。『赤い帽子の娘』だと瞳や唇のどきりとする自然さに対し、帽子や服の大きく粗い筆使い。もう一つは、表情や動作の極めて現代的な捉え方。『恋文』だと二人の女性(戸惑う主人、自信ありげな召使)の一瞬の表情を捉え、覗き見る構図で秘密のシーンに仕立てている。こうした超時代性はフェルメール特有の魅力。赤瀬川氏は蘊蓄にかまけず、鑑賞がとても鋭い。2025/09/04

えり

20
フェルメールの絵は様々な角度からの解説本が出てるけど、この本は画家の眼、画中の人物の視線の振る舞いに注目。このアプローチ面白い!その視線を追うだけで、画家の意図が見えてくる。また、粗さと緻密さ、光学的・科学的でありつつ神秘的という、対極の共存は昔から私も思ってたけど、赤瀬川さんの優しい解説がそれを一層納得させてくれる。自分が良くない(好みでない?)と思う作品は明らかに厳しくさらっと終わっちゃう解説が妙に笑えたけど、これ好感度アップ(笑)。『牛乳を注ぐ女』の「時間の枝分かれ」の表現が好き☆ 2013/05/31

Mirror

13
新たなフェルメールの見方を知ることができました。2024/08/23

春ドーナツ

10
フェルメールさんの絵が好きで、関連本をいろいろ読んできたけれど(フェルメールさんが主役の小説も読んだ)、本書が一番面白いと思った。赤瀬川さんの感性が促す視線を読んでいると、見落としていた魅力がぽろぽろと出てくる。だがしかし。赤瀬川さんがあまり評価されていなかった「真珠の首飾りの女」は私の大好きな絵のひとつです。また大絶賛の「レースを編む女」は「それほどでも」と思っている。やっぱり絵も人と同様に相性というものがある。「蓼食う虫も好き好き」という奴ですな。目の保養となりました。2017/11/27

tama

8
図書館本 偶然書架で 「名画探検( http://bookmeter.com/b/4062177242)」の方を先に読んでいて今回は図版の大きいやつを。二つの本の違いは本自体と図版が大変大きいこと、そして書名のサブタイトルが違うこと。再確認のために名画探検の方も、もう一度借りちゃった。絵を見るにはやっぱり図版は大きくなくっちゃなぁ。2016/04/04

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