内容説明
ダライ・ラマが自ら著した初心者のための密教瞑想法テキスト。
目次
第1章 日々の生き方と心がまえ
第2章 修行の道
第3章 初心者向けの瞑想法
第4章 仏教の全体像
第5章 智慧を見いだす
第6章 悟りへの道
補遺 初心者向きのやさしい密教瞑想法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すぱちゃん
7
ダライ・ラマ十四世が密教の日々の瞑想行の行いかたについて講演した本である。空性などについて触れている。仏教における存在とは互いに依存しあって成り立っていることがわかる。読んだことのある彼の他の書物に比べると、ちょっと難しい。難しいというか専門的だ。講演の際の質疑応答も掲載されていて、素人としてはその部分のほうが分かりやすい。2020/02/21
駿ばぱ
4
20年以上前にチベット族の住んでいる地域に初めて足を踏み入れたときに見た五体投地をしている人々、マニ車を廻しながらひたすら歩いている人々。敬虔な仏教徒である彼らの思想にふれたような気がしました。まだまだ仏教やその背景にあるインド・東洋思想がなにか、全く理解出来てませんが、瞑想を通して自分に意識を向け続けると何かつかめるのかな?何か、今の日本では味わえない豊かさが、そこにはあるような気がするのだけれど。。。2012/10/12
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1
仏教におけるものの見方が繰り返し説かれている。その見方とはモノやヒトはそれ自体では成立せず、相互に依存しあっている。そういう意味で確固たる実体というものは存在しないという真理である。どころ瞑想やマントラを唱えることで得られる現世利益にも言及しているのがちょっと面白かった。2014/02/10