内容説明
成吉思汗を祖父にもち、世界最大の帝国を支配した男の強さの謎に迫る。鎌倉時代、2度にわたって日本を攻め、蒙古襲来と恐れられながら、“神風”にあって退散した元の皇帝フビライ。争闘にあけくれながら、心優しい人間性を失なわなかった雄大な生涯を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
7
モンゴル帝国5代目ハーンにして元の皇帝フビライを描いた作品。最初の100ページくらいはチンギス・ハーンで耶律楚材の偉大さを物語っている。フビライの特徴があんまり見受けられてなかった。かなりの中国かぶれであることがぐらいか。フビライものとしては凡作か。2016/09/19
Ryuji
0
★★★
フテネドラ
0
モンゴル周りでは1.元寇はフビライ(元側)主導だったよ説or高麗が主導(フビライは乗り気じゃなかったよ)説 2.神風吹いた説or吹かなかった説 3.耶律楚材は大物だったよ説or一官僚にすぎないよ説…と色々な説が唱えられているものの、フビライ主役で一席打つとなるとまあこういう構成になってしまうなって言うごく普通な出来の作品。 フビライ一人では安泰すぎて(しいてピンチを挙げるならモンケの急死で南宋領に取り残された時ぐらいか)間が持たないなって(ノ∀`)2020/11/16