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内容説明
生き残った機長が明かす衝撃の真実。事故の真相はかく隠蔽された。ハイテクシステムの予期せぬ欠陥と巨大企業と国家の黒い思惑―。名パイロットが綴る孤独な闘い。
目次
第1章 悪夢の60秒間
第2章 すべての出来事には「鎖」がある
第3章 エール・フランスの22年間
第4章 A320の航法システムへの疑問
第5章 「調査委員会」はなにをしたか
第6章 「隠さねばならない」なにかとは?
第7章 「圧力」と「賄賂」
第8章 「被告人」の覚悟
第9章 政治家と官僚の「配慮」
第10章 操縦士組合の姿勢
第11章 自殺の誘惑
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryosuke Yamazaki
1
旅客機A320最初の死亡事故のときの機長が書いた本。 操縦をコンピュータの全面管理下にして、危険な状態を自動修正するようになった初期の機種。これのおかげで従来型の事故は減ったけど、それまでなかったような別の事故が起きるようになってしまった。本書はその事故の話。 「機長のせいか、新しいテクノロジーのせいか?」そういうふうに扱われがちな事故だけど、違う。そうじゃない。トラブル想定の甘さ、テストの少なさ、初期不良の除去不足、政治的圧力、賄賂……。テクノロジーの問題なんか存在し無い。すべては人間の問題なんだ。2014/07/21
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