性と出会う―人類学者の見る、聞く、語る

性と出会う―人類学者の見る、聞く、語る

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  • サイズ B6判/ページ数 282p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062079051
  • NDC分類 384.7
  • Cコード C0039

内容説明

ところ変われば前戯も変わる。体位から、婚外性交、同性愛、獣姦まで。世界各地で見た、聞いた「日本人の性」の常識が変わる時。

目次

序論 性研究は何をめざすか
1 体位
2 前戯
3 婚外性交
4 性的挑発
5 同性愛
6 獣姦

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小鈴

5
多くを語られてこなかった性行動についてオセアニア、アフリカでフィールドワークする人類学者などが座談会形式で語る。テーマは体位、前戯、婚外性交、性的挑発、同性愛、獣姦。どの章も興味深いのだが、婚外性交の章のグイ族のザークは非常に関心をひいた。2010/01/11

★★★★★

3
人類学者による、世界各地の性の営みをめぐる座談会。まぁわざわざ座談会にしなくても、身内が集まると大概こういう話になるわけですけど…… 最近増えてきたとはいえ、正面きってはなかなか取り上げられにくい性行動の研究は貴重ですし、専門的な内容ではないので、言い方は悪いですが少し下世話な読み物としても面白いです。あとがきにもある通り、地域がアフリカと太平洋の一部に偏っていることと、なにより女性の参加者がいないことが難点かな。是非また続きをやって欲しい企画です。2011/02/25

じゅんた

2
おもしろかった。正直、学問的関心とただの好奇心の半々で本書を読み始めた訳だけれど、数々の事例に驚嘆すると同時に、一方で自分を取り巻く性文化を問い直すに至った。本書は専門用語がほとんど出てこないため、人類学には門外漢の人にも難なく読み進めることができる。座談会形式であるため、ただの「猥談」のような印象を受けるかもしれないが、後に編集が加えられているとはいえ、座談会だからこそ語られ得たフィールドワークでの生(なま)の経験が良く伝わってきた。よかった。2011/10/21

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