内容説明
江戸・深川の木戸番小屋にともる悲しみ、愁いをいやす燈。心温まる連作時代小説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おか
34
シリーズ3作目。まず解説に驚いた あの渡辺貞夫さんが書いているのだ^_^私が書きたかった事 全て書いて頂いている。今作は6話からなる短編集で 木戸番小屋を中心に幕末の江戸の市井を何時もながらに描いているが 今回はチョット悲哀の物語が続いた。「鬼の霍乱」の中でお捨が寝込んで 世話役の所で養生している時に 笑兵衛さんが「俺より先にあの世に行かねえでくんな」と祈るよう思う場面、私も亭主よりは先に死ねない 等と思っちゃいました^_^この作品には 今はもう無くなってしまったお節介とも言える人情がいきずいている(≧∇2017/03/16
ろば
25
感想はまた時間ある時に書きます(笑)2017/03/28
あすか
18
「深川澪通り木戸番小屋」第三段!すっかりはまりこんでしまいました!お捨さんを「絶世の美女」と言い続ける弥太右衛門は見る目あるね(笑)2020/10/07
ラスカル
17
深川澪通り木戸番小屋シリーズ。どれもおもしろかったが、最後の「十八年」が良かった。家具職人として弟子入りした同期の二人が十八年のうちに立場が逆転してしまう人生の機微が描かれている。2022/11/16
星落秋風五丈原
10
1995年12月講談社より刊行されたものの文庫化。江戸・深川澪通りの木戸番小屋に住まう夫婦、笑兵衛とお捨。そこには人々の悲しみ、憂いを癒してくれる灯がある。短編集。兄貴分杵二郎が獄につながれたため恋人おひでを世話してきた嘉六は今では所帯を持っていた。しかし杵二郎が赦免で戻ってくることになり、二人の間はぎくしゃくし始める2001/12/04
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