内容説明
本書は彫刻の歴史をたどることによって、そのまま美術史の変遷がわかるような構成となっています。石器時代の像、エジプトのレリーフ、ギリシア時代の大理石彫刻から、ロマネスク、ゴシックの時代を経てミケランジェロの登場、さらには現代彫刻にまでつながる彫刻の歴史がわかりやすいイラストと各時代の代表的な傑作の写真とで紹介されている。また、彫刻技術とその道具の進歩、世界各地の彫刻もきめこまかい調査にもとづいて紹介されている。
目次
彫刻の道具
最初の彫刻家たち
鉄器時代以前
山を彫る
彫刻家と建築家
鋳造
ギリシアの彫像
ローマの彫刻
肖像芸術
秦の戦士たち
シヴァ神
ロマネスク彫刻
シャルトル大聖堂
ゴシック彫刻
奈良の寺
木を彫る〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
98
２万年前の作品、ギリシャにおける建築と彫刻の関係、鋳造など彫刻の歴史と現代を知るのによい。オセアニア、アフリカの彫刻もよい。最後の「彫刻とテクノロジー」はやや中途半端感あり。彫刻と技術の題材で１冊できそう。愛知県アートライブラリ所蔵2014/05/21
