内容説明
犯罪学者を悩ませ続けてきたテーマのひとつが快楽殺人である。殺人が快楽となり得るのはなぜか。いかなる成育状況が性と死とを結びつけるのか。その鍵は「支配の空想」であると著者はいう。本書は犯罪学の専門書でありながら、第一級のミステリーとして読むこともできるだろう。
目次
1 快楽殺人者はどのように育つのか
2 殺人にとりつかれた人々
3 「人を殺す」ということ
4 殺したあとの行動
5 なぜ快楽殺人は起きるのか―殺人者ウォーレンの場合
6 秩序型殺人者と無秩序型殺人者
7 プロファイリング
8 殺人者とのインタビュー
9 殺人者たち