現代の二都物語―なぜシリコンバレーは復活し、ボストン・ルート128は沈んだか

現代の二都物語―なぜシリコンバレーは復活し、ボストン・ルート128は沈んだか

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  • サイズ B6判/ページ数 297p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062072854
  • NDC分類 549.09
  • Cコード C0034

内容説明

競争優位は一企業だけの問題ではない。地域全体の「文化」こそが決め手となる。政と官に頼らず産業を興してゆくには何が必要か。

目次

第1章 大学、軍事費、そして起業家たち
第2章 シリコンバレー―競争とコミュニティー
第3章 ルート一二八―独立とピラミッド型組織
第4章 製品に賭ける
第5章 技術とともに歩む
第6章 消えゆくボーダー
むすび 姿を変え続ける場所

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tatsuya Hirose

1
【現代の二都物語】 ここでいう二都とは「ボストン・ルート128」と「シリコンバレー」のこと。伝統的な組織、経営手法、そして金融機関というキッチリ固められたエスタブリッシュメントなボストン・128。一方、政治からは距離を置きつつ、スタンフォード大学とビジネス的にも良好な関係を育み。ネットワーク型組織を活性化させ、濃密なコミュニケーションを日々継続させたシリコンバレー。滅んでいったのはボストン・ルート128。シリコンバレーの全てが正解ではない。しかし、柔軟なコミュニケーションの大切さを改めて考えさせる内容。2022/03/21

Seiichi Takayama

0
アメリカにおけるハイテク産業の地域比較について書かれた本。二都というのは、東海岸のルート128と呼ばれる地域と、西海岸のシアトル。MIT vs スタンフォード、という見方もできるかもしれない。●半導体産業の初期、技術の秘匿を基本とする東海岸の文化、地域内でのオープンなネットワークを重視する文化の西海岸。堅くて保守的な東海岸、フランクで革新的な西海岸。垂直統合の東海岸、 水平分業の西海岸。誤解を恐れずステレオタイプ的にわけると、このような話になるようだ。●重要なのは、どちらがよいかどうかではない。西海岸のシ2015/05/03

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