内容説明
心から子どもを愛する熱情によって彩られた「少年倶楽部」をはじめとする、当時のなつかしの名作の数々と作家・画家の群像。
目次
第1部 なつかしの名作博覧会(『いたづら小僧日記』佐々木邦―ユーモア少年小説の先駆け;『芳水詩集』有本芳水―少年に深い感銘を与えた旅の詩;『立川文庫 猿飛佐助』雪花山人―人気を博した忍術講談;『花物語』吉屋信子―乙女心をとらえて大ヒット;『馬賊の唄』池田芙蓉―大陸への夢かきたてるロマン;『暁の歌』大倉桃郎―熱血感動小説の先駆;『龍神丸』高垣眸―秘宝をねらう海の男たち;『神州天馬侠』吉川英治―悲運の遺児を守る七侠士 ほか)
第2部 座談会「少年倶楽部」の思い出(松井利一;丸尾文六;松下嘉行;伊東福二郎;大杉久雄)