内容説明
真の国際貢献とは何か。湾岸戦争、ソ連崩壊など、歴史の激動の現場に外務政務次官として立ち会った著者が、21世紀の日本外交の“あり方”を問う。
目次
1 「国際化」時代の「国際貢献」とは何か(湾岸戦争が火ぶたを切った日―イラクは突如クウェートを侵略した;救援機による避難民の移送―国際情勢の非情さを思い知らされた;多国籍軍への「90億ドル」支援の真価―真の国際人としての発想を持ちたい ほか)
2 「地球外交」の現場から(呉学謙・中国副首相との会談―はっきりモノを言うのが隣国としての真の友情だ;新生モンゴルへの緊急援助―機動性と心の温もりを基本にしたい;バルト三国との外交関係樹立―政府特使として交流の強化を誓い合った ほか)
3 冷戦終結後の日本外交をさぐる(北方四島をめぐる日“ソ”関係―国民の負託にこたえて悲願を達成したい;日米のグローバル・パートナーシップ―“無理強い外交”では根本的解決にはつながらない;日本外交の強化―処遇改善に努めるから、若き外交官たちよ頑張れ)
対談 世界的視野で日本人を見極めよう