内容説明
奇才、天才、はたまた怪物、大物?わが道を驀進する破天荒な棋士が赤裸々に綴る爽やかな青春記。
目次
第1章 駆けぬけた十代(一葉の写真;汚れなき内弟子時代;「イエスタディ・ワンス・モア」をもう一度)
第2章 素顔の棋士たち(戦いすんで日が暮れて;酒の功罪;泣く男たち;百年後の名人戦;われギャンブルを愛す;升田幸三9段;ダービー狂騒曲;僕は飛行機が嫌いだ;不思議な人)
第3章 自戦記、観戦記、奮戦記(思い出のハイライト・シーン)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ライアン
6
平成4年に出版された先崎学現九段の初めてのエッセイ。古書市で見つけたときは嬉しかったな~。何事も早熟な先チャン、とても21歳の文章とは思えません。面白かった~2014/05/14
ライアン
4
先チャン若くて勢いがあったね~。2020/04/02
さとうはな
2
著者のデビュー作。後年の作品に比べて、ずいぶんとんがっているのが面白い。師匠による序文も、弟子かわいいのか激怒しているのかないまぜで味わい深い。2018/01/26
kasai toru
0
90年初めの将棋界の様子が、伝わってくる。昭和の余韻とおおらかな雰囲気が、家族的。米長永世棋聖と先崎九段の師弟関係も良いし、若き日の羽生竜王との関係も面白い。