内容説明
大きな成功はまた大きな代償をともなう。最大の困難は成功を続けることにある。衰亡のきざしは成功の内にある。日本の繁栄は終わるか。新たな再生の道があるか。世界と歴史の行く末を見すえ、いま存亡がかかる日本の進路を示す。
目次
第1章 われわれは幻想の終了した時代に生きている
第2章 世界はひとつでもありひとつでもない
第3章 冷戦の戦後処理と将来の展望
第4章 成功と代償
第5章 新しい時代の新しい力
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おとう
1
1992年の本だそうだが、非常に為になる。とくに最終章では当時から全く進歩しない与野党の姿が書かれている。全く戦後の日本は敗戦の反動があるとはいえ、ある部分ではとても無責任だ。2018/11/13
あーてぃる
0
1992年発行の書籍だが、現在に通じる筋の通った思想。公論なき議論、どこで間違えたか、これからどうしていくべきか考えさせられる。2016/07/07
denken
0
英知のつまった宝石箱。そう呼ぶには地味か。地味さがこの本を埋もれさせているのかもしれない。良書です。2009/05/09