いま宗教に何が起こっているのか

いま宗教に何が起こっているのか

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784062053983
  • NDC分類 162.1
  • Cコード C0036

内容説明

既成教団が次々と行きづまり、「日本教」すら死の淵にある。日本の世紀末がかかえる本当の精神危機をあざやかに描き出した、宗教学の異才による話題の書。

目次

1 幸福の科学とオウム真理教のあいだ(幸福の科学とは何か;大衆運動としての幸福の科学;オウム真理教というおもちゃ箱)
2 人はなぜ入信するのか(貧・病・争;出家への選択;コミューン)
3 教祖とは何か(教祖の思想と物語;つくられる教祖)
4 宗教と社会の対決(布教;弾圧)
5 日本教の終焉(日本人は本当に無信仰なのか;何が「宗教」なのか;ひよわなシェルターとなる新々宗教;日本教社会の瓦解;宗教の終わり)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nashi

1
地下鉄サリン事件前の本だから、今では物足りない部分もあるかもしれない。だが、十分納得できる分析・考察が随所にみられ、新々宗教を考える上で有益だ。例えば、若者は共同体を求めてオウムのような教団に入るのではなく、社会で一般的とされている共同体やレールに疑問を感じているから入るのであって、一般社会常識の方に帰っておいでと言われても帰ってくるはずがない。こういった指摘はなるほどと思えた。著者自身がある教団に入信したことがあったり、実際に様々な教団の信者と接したりした体験から語っているから、説得力があるのだろう。2012/02/19

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